北海道ツーリング -１１- [8.13 標津町 → 中標津]

8月13日
今日も気持ちよく目覚めたら、
早速朝食を頂く。

外を見ると清々しい青空。
寒いという噂だった道東だというのに
少し動くだけで暑いくらいだ。

洗濯機を借りて少し洗濯をした。
外に物干しがないので部屋で干す。

こちらの宿のオーナーは
７，８年前に私が四国で習い事をしていた時の先生と学友らしい事を思い出し、念のために確認してみたら驚いていた。

その後は宿泊客のIさんとテラスでお茶を飲んでまったりしていた。

居心地の良さについつい長居をしてしまった。
乾きかけた洗濯をネットでバッグの上に固定して
そろそろ出発する事にした。

出発前に庭で飼われていた犬と記念写真した。

道内に入って2日目の晴れだ。
今日は距離は走らずに道東でゆっくりしようと思う。
まずは野付半島のトドワラを見に行くことにする。

左手に海と国後島を見ながら、しばらくのんびり走ると野付半島に到着。
駐車場にバイクを止めてトドワラを見に行く。
500円で馬車に乗れるようなので乗ってみた。
湿地帯なので蚊が多いのは仕方がない。
追い払いながら馬車に揺られる。

トドワラは海水の浸食で立ち枯れた
樹齢100年以上のトドマツらしい。

年々トドマツも風化していき、
いつか広い湿地帯になるのだろうとガイドブックには書かれていた。

地平線と水平線。広大な湿地帯が織り成す幻想的な風景に
しばらく言葉を忘れて立ち尽くした。

3時ごろになって少しお腹が空いてきたので
そろそろ出発する。

中標津の町の入り口にあるコンビニでおにぎりとお茶を買って昼食。
その後は給油を済ませて開陽台を目指す。

途中、雑誌などでもよく掲載されている
ロングストレート「北１９号」を通った。
北１９号の路肩で同じ宿に泊まっていた男性が
開陽台の絵を描いているのを発見したので
少し挨拶した。

開陽台に到着。
テントサイトに入り口は駐車場の隅にあるようだ。
幅１ｍくらいの舗装されていない坂道。
最近の雨で少しぬかるんでいるので
登れるのかどうか心配だった。
念のために歩いて確認してみたところ
小さな駐車スペースがあり
ダイナなどのアメリカンモデルも登っていたので意を決して進入。

とりあえず、空いている場所に駐車してテントを設営したら
展望台に登ってみる。

地球が丸いのを実感できる絶景展望。
清々しい風が通っている。

さて、日暮れも近いようなので
重い荷物を全てテントの中に入れ
コッヘルでお米を磨ぎ水に浸すと
中標津の町に買出しに出た。

街の中にスーパーを見つけて
朝食と夕食用にお惣菜とビールにつまみを購入した。
全ての荷物をテントに置いてきたので車体が軽い。
開陽台への帰路を久々に走りを楽しんだ。

夕暮れのサイトに戻りご飯を炊く。
隣のテントの年配ライダーさんに
色々と旅の話をうかがいながら夕食を楽しんだ。

食事後に展望台に登ってみた。
少しガスっていたので星は見えなかったが、
町の明かりが見える。

さて、明日も暑くなりそうだ
テントに戻るとシュラフに包まり
早めに休むことにした。