とさでいず

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スーパーカブ90(HA02型)にRFY製 リアサスペンション 320ミリを装備(RCリアショック)

スーパーカブ90(HA02型)にRFY製 リアサスペンション 320ミリを装備

こんにちは、Hiroです。

4月の記事で、YSSの300mmリアショックを装備したスーパーカブ90カスタム。

1インチローダウンされて微妙に直進安定性が増し、純正よりアップライトでアメリカン的な乗り心地は気に入っていました。

しかし、ローダウンしたことで多めに荷物を積んだ際にサイドスタンドでの停車が不安定になったり、やはりワインディングや悪路でセンタースタンドを擦るなどが気になっていました。

一応、峠などのでハングオン(ハングオフ)して曲がるならば擦らないのですが、40過ぎのいい歳のおんちゃん(おじさん)がスーパーカブでハングオンとか流石に痛い。

そこでリアサスペンションを純正の長さに戻すことにしました。

そのまま新品純正サスを注文する方法が簡単で確実ですが、ネタ的に面白くありませんし、純正は意外と高額。

そこでSNSなどで情報を集めてみたところRFYが悪くないという話を聞いて、早々に仕入れてきました。

 

前回のYSSリアサス装備の記事はこちら 

www.tosa-days.net

 

 

 

 

RFY製 リアサスペンション 320mmを選択

当初は同じYSSの汎用タイプで310mmか330mm。
もしくは東京堂さんのYSSか武川さんの純正長タイプを考えていたのですが、カブ主関係のSNSページで「RFYのサスペンションも悪くない」という情報をいただいたので、今回はそちらを選択してみました。

 

こちらは購入したサスペンション と色が異なりますが、このタイプの250cc〜400cc向けのものです。

購入するショップにもよ流のですが、調整用のレンチ付きで6000円〜10000円ほどのお値段。 

なお、RFYのスーパーカブ用というモデルは存在しませんので、汎用品となります。

ワッシャーの追加やカラーを変更して装備します。

カラーはついているので、特に取り付けに問題はありません。

 

ちなみにRFYブランドは中国のメーカーのようですが、詳しくはわかりません。

レビューを読んでみると賛否両論ですが、カタナなど400ccスポーツのリプレイス品としては少し性能が不足しているような意見も散見していました。

とはいえ、少し古い400ccのダブルサスモデル。
例えばCB400は車両重量が200kg。250ccクラスのエストレアやGB250などで150kg前後の重量となります。

今回装備するのは車体重量が86kgと軽量なスーパーカブ 90となりますので、荷物を積んだり2名乗車の状態でもサスの容量不足ということはないでしょう。

 

 

純正サスやYSSの300mmリアサスとの外見の違い

 

スーパーカブに装備した各種リアサスペンション

スーパーカブに装備した各種リアサスペンション

前回同様、新旧のリアサスペンションを並べて比較してみましょう。

左からスーパーカブ90カスタム純正で上下アイボルト2穴間の距離325mm。

中がRFYの320mmです。オーリンズのようにサブタンクもついていて、一見すると1万円以下のサスには見えませんね。
純正より5mmほど短いのですが、アイボルト部分が伸縮できる為、+10mmほど調整可能です。

写真左が少し伸ばした状態。今回は純正の長さに合わせて取り付けました。

最後に右側が、前回取り付けたYSSの汎用300mmのものです。

 

実際にスーパーカブ90に取り付け

 

スーパーカブにRFYリアサスペンションを装備

スーパーカブ90にRFYリアサスペンションを装備した図

 

実際に取り付けてみました。

カラーはスーパーカブ90の場合、上が内径12mmで下が10mmとなります。

取り付け方法を前回のYSSと同じですので、作業される方は参考にどうぞ。

カラーのサイズと締め付けトルクに注意して装備しましょう。 

 

www.tosa-days.net

 

詳しい取り付けはこちらの本が分かりやすいです。

 

実際に走行してみた印象や良い部分

 

スーパーカブ90にパニアケースとRFYリアサス

これまで装備していたYSSは1インチほどローダウンしたサスでも、しっかり踏ん張りつつよく動き硬すぎない感じでしたが、RFYはスポーツバイク的な乗り心地でやや硬くなりました。

路面の凹凸を拾った時のフィーリングが、古い純正やYSSとは全く違った印象です。

古いへたった純正サスは柔らかく、凹凸を拾うとクッションが衝撃を吸収しますが、ボヨンボヨンとしばらく落ち着きません。これは低速時は良いのですが、50ccと違い50km/hで巡航できる90では巡航時のコーナーなどに神経を使います。

YSSは凹凸を拾うとスッとしっかり縮んで、その後にしっかり収束させる感じ。時折、取り付け部分のブッシュについて耐久性不安があると聞く意外は、しなやかで良い足と言えます。

今回のRFYについてはYSSと違いやや硬め。

アメリカンバイクのローダウンサスのようなガツンとくる硬さではなく、サンドバッグや厚手のマットにパンチしたようなドスっと当たるような感覚。しっかり衝撃は吸収して減衰している感じなので、スーパーカブなのに250ccのネイキッドでプリロード高めで乗っているようなフィーリングが感じられます。

オフロードバイク(トレールバイク)でツーリングしていた方だと、かなり硬いと感じるかもしれません。たまにダートに入るので、個人的にはもう少しストロークして欲しいと思うのですが、荷物を積載して舗装路を走るなら悪くない乗り心地です。

ちなみに上記はプリロードを最弱に設定していた状態ですので、上の写真のように荷物を積んでいても高めにセッティングする必要はなさそうです。

 

実際に走行してみて気になるところ

スーパーカブ用として一般的に考えた場合、少し硬めの印象です。
日常的に配達や未舗装路を走行するのであれば、もう少し動くしなやかなサスペンションが合っているように感じました。

あとは情報も少なく、耐久性が実際にどの程度のものかが分かりませんので、こちらは実際に運用していくしかありません。

とはいえ、ショップによっては6000円程度で購入可能な格安サスなので、10倍以上の価格となるオーリンズなどと比較するのはナンセンスです。

見た目のカスタマイズやヘタったサスのメンテナンスで、その費用対効果を考えると十分すぎると言えそうです。

 

まとめ

少し細かく書きましたが、このRFYのサスペンションはコストパフォーマンスが非常に良いです。1万円以下のサスペンションでありながら、車高の微調整ができ、プリロードも変更可能で悪くない乗り心地。

個人的にはYSSのフィーリングが好きですが、特に悪い部分もないのでしばらくはこれで楽しんでみたいと思っています。

サブタンク付きで見た目も悪くないので、安くスポーティーにカスタマイズしたい方には特にオススメです。

 

とりあえず、これでリアサスペンションのメンテナンスは一段落です。

次回のメンテナンスはスリップサインが出始めているタイヤの交換、完全に抜けていると思われるフロントサスペンションあたりを予定しています。