とさでいず

愛車DJデミオのカーライフを中心に自転車、バイク、高知のおすすめスポット、写真についてなど色々と書いています

北海道ツーリング -9- [8.11 稚内 →サロマ湖]

8月11日

朝6~7時くらいに目が覚めた。
規則正しい生活の為か、
常に五感を刺激する旅という環境の影響か
旅を始めてからというもの妙に体調が良い。

建物の外に出てみた。
昨日は久しぶりに晴れていたのだが、
今日は再び弱い雨に戻っていた。
とりあえず近所のコンビニで朝食を買って
ライダーハウスで食べた。
あいかわらず弱い雨が降り続いている。

どうも走る気が起こらなかったので
13日に宗谷岬でこのライダーハウスで知り合った方の
結婚式があるとの事で、
玄関のウインドウの飾りつけをするらしい。
少しの間、手伝ってみたりしていた。

何人かのライダーが出発していくのを見送った。
昼前になっても一向に雨は止む気配がない。
そろそろ観念して出発しなくてはならない。

883に全ての荷物を積み終わると
オーナーのおばちゃんから「みどり湯」のステッカーを購入。
「じゃ、行ってきます」と挨拶して
自分も連泊する旅人たちに見送られながらライダーハウスを出発した。


イメージ 1
「今日はどこまで走ろう」といったような計画は何も立てていない。
とりあえず東を目指して雨の238号線オホーツク国道を走る。
先日も立ち寄った宗谷岬の前を素通りして海沿いの道を南下。
弱い雨とはいっても段々と合羽の中に水が滲みこんでくる。

そういえば、この合羽も4年くらい使っているんだった。
数万円の高級品を使っているわけではなく
5000円前後の安物だ。
もちろんゴアなどの透湿素材などを使用している訳ではないので、
あまり快適ではない。
普段、雨の中をツーリングに出発したりする機会は少ないが
ロングツーリングともなると雨具などの装備も重要だということに気が付かされる。

14時ごろ浜頓別のスタンドで給油。
雨は降り続き視界はあまり良くない。
左手にはオホーツク海が白いスクリーンのように広がり
右手には草原が続く。
ところどころに点在する町を除いて信号もほとんどない。

晴れていれば綺麗な海が見えるのだろうが
何だか寂しくなってきた。

だんだんと雨足が強まってきた。
ブーツカバーは着けていたのだが
既にブーツは水浸しだ。

13:30頃に枝幸町の道の駅「マリーンアイランド岡島」で休憩。
トイレの前で合羽を脱いで雨水を払って道の駅に入った。



イメージ 2

ラストオーダー直前のレストランに滑り込み
ホタテカレーを注文。
ホタテの貝柱がプリプリとしていて美味しかった。


食べ終わって外に出ると雨足は更に強まり
駐車場は川のように水が流れている。

再び合羽を着て走り出す。
大きな水溜りが道路のいたるところにできていて
どうにも走りづらい。

少しペースを落として17:00頃に
紋別郡沙留(もんべつぐんさるる)のスタンドでトイレ休憩を兼ねて給油した。

日暮れ時に道の駅「かみゆうべつ」にたどり着く頃には
ほとんど雨は止んでいた。

道の駅の駐車場でマップルや「とほ(宿の本)」を取り出し
この日の宿を検索する。
道の駅でも1張り500円程度でキャンプは可能だが
疲れのせいかどうも面倒になってきたので
サロマ湖の東側にある「とほ宿さろまにあん」に予約の電話を入れた。
時間が遅いので夕食は用意できないとの事。

とりあえず国道沿いにあったコンビニでおにぎりとカップラーメンを購入。
駐車場の隅で食べてから
暗闇の中を20kmほど先の宿を目指した。
周囲に街頭が少ないため道路は暗闇。
ちょっとしたワインディングの為に無理はできない。


宿に着いたら離れのログハウスに案内されて荷物を置いた。
ベッドを確保して宿のリビングに戻ると
大きな風呂に入りたい人は
ルートイングランティアサロマ湖が日帰り入浴として
大浴場を開放しているのでクルマで一緒に行こう
という話になり
数名の宿泊客と一緒に車に乗り込んだ。

夜のサロマ湖を眺めながら入る露天風呂。
夜の湖畔の風が涼しくて気持ちが良い。

そういえば、風呂に向かう道で鹿が足を引きずっていた。
車と衝突したのだろうか。
幸い帰りにはいなくなっていたので
無事に山に帰ったっていることを願いたい。

風呂から上がり宿に戻ると
皆で飲みながら情報を交換して
12時ごろに床に就いた。