10月27日
早朝5時ごろに肌寒さを感じて目覚めたが、
サイドジップを完全に閉じ、もう一度眠りに落ちる。
7時起床。
寒さの影響なのか、1年ぶりに寝袋で眠ったせいなのか分からないが、
何だか少し腰が痛い。
畳の上に寝袋という状態だが、マットも敷けばよかったかな?
それでも7時間くらいは眠っていたので、睡眠時間としては十分だ。
窓を開けて外を見る。空気は冷たいが綺麗な渓流が見える。
紅葉は色付き始めといった感じ。
しかし、空模様は微妙だ。
とりあえず朝食は8時に予約している。
いつもなら顔を洗うところだが、
せっかく温泉にきているので、
朝風呂を楽しむことにする。
平日の午前中ということもあって、
他に入る人もなく貸しきり状態。
30分ほどの湯浴みで腰の痛みもすっかり取れ、
ゆっくり食堂に向かう。
朝食は和食。
ご飯、味噌汁、焼き魚、湯豆腐、おくら、漬物、のり、温泉たまご、ヤクルト。
普段は忙しいのでパン食だが、
やはり朝食は米と魚がベストだと思う。
味噌汁とごはんをおかわりして完食。
久々に満足できる朝食だった。
9時30分ごろ出発。
やはり外は冷える。
先日はゴアテックスのツーリングジャケットの下に、
シャツを2枚着ていただけだが、
念のためにマイクロフリースを持ってきておいて良かった。
町道槍戸線を西に走る。
時折、未舗装区間や拳程の落石も転がっている。
剣山スーパー林道に合流。
荷物が重いが、後輪にトラクションが掛かるので安定している。
スピードは出せないが、路面状態から頻繁に摩擦係数が変わる町道より走りやすい。
徐々に標高を上げて行くと、
木々の色づきも良くなってきた。
しかし、寒い。
トレッキングパンツは防風性能は低いこともあって膝が冷える。
一眼レフを取り出して紅葉の写真を撮ろうかと思ったが、
曇っているのでコントラストが微妙。
カメラを取り出すには、パニアを外さなければならない。
結局、面倒だということで撮っていない。
晴れていれば、非常に綺麗だっただろうに…。
林道をしばらく走っていると、
時折小雨に混じった雪のようなものが降ってきた。
木々の上のほうに注目。
オイオイ・・・。
樹氷(霧氷)が!!
それは、寒いはずだ。
こんな季節に樹氷を見られてラッキーと思う反面、
本格的な山装備を持っているわけではないのだが、
この状態で登山が出来るのかと不安になってくる。
ここまで走ってきたので、
登山口にある「山の家 奥槍戸」までは行ってみよう。
どうにもならなければ、引き返せば良いだけだ。
11時ごろに「山の家 奥槍戸」の駐車場に到着。
相変わらずどんよりとした曇り空だ。
これでは山に登っても展望は期待できそうもない。
仕方がない。
温かいうどんでも食べて、スーパー林道を走って帰ろう。
山の家の中はストーブを焚いてあって暖かかった。
外気温は2度だったらしい。
かま玉うどん。650円くらいだったと思う。
寒い日には本当に生き返る。
実際の味がどうかは分からないが、
本当に美味しく感じた。
しばらく山の家の管理人の男性と話して外に出る。
相変わらずの空模様。
駐車場に入ってきたXR250バハの男性が
シングルバーナーで調理をしていたので、
話しかけてバイク談義などを楽しみながら時間を潰していた。