14時を過ぎた頃だったと思う。
15時15分前後にべふ峡温泉付近を通過。
午前中は晴れていたのだが、
現在の天気は微妙になっている。
時折、パラパラとシールドに当たる雨が、
少し気持ちを重くする。
この辺りは紅葉もこれからの様子。
本来であれば、ここから林道に入り目的地の「ファガスの森」を目指すところだが・・・。
事前情報の通り通行止めの様子。
奥槍戸まで18kmなので、
2時間以内に温泉で汗を流して、
キャンプ地を探せるはずだったのだが、
今回は193号まで迂回しなくてはならない。
少し暗くなった5時頃、ダートで鹿と遭遇したりしながらも、
薄霧が立ち込める「ファガスの森高城」キャンプ場に到着。
しかし、到着が遅かったせいか管理人不在。
他の人の気配もない。建物も戸締りされている。
このキャンプ場は利用したことがないので、
水場の位置や使用する際のルールなどが分からない。
明日は定休日らしく無断で使うのも気が引ける。
しかも、初冬並みの寒気が入ってきているらしく、
温度計こそ持っていないが、
山上はかなり寒くなっていて、
3シーズンシュラフでは準備不足の傾向があると判断。
林道脇のキャンプは中止して、四季美谷温泉に向かうことにした。
細い山道をジェベルのヘッドライトだけを頼りに走る。
夜は交通量が極端に少ない道。
こんな場所ではトラブルに遭いたくないものだ。
18時頃に四季美谷温泉に到着。
WEBサイトで調べてあった、
畳の広間で寝具なし雑魚寝で、入湯税込み平日1000円プランを確認。
広間が予約で使用できない場合は使えないプランだが、
本日は空きがあるようだ。
食事は食堂で取ることになるので、
2食で1500~2000円くらいプラスだが、
温泉付きなら悪くない。
1000円の温泉定食を注文。
少し高いが観光地としては普通のお値段。
メインは鹿肉のフライ。
肉はクセもなく、なかなか美味しかった。
後はのんびりと温泉に入り、
本などを読みながら寝袋で就寝した。
ちなみに今回は1000円プラン利用者は私だけだったので、
大広間(宴会部屋)は貸切で少し寂しいが、
他者のいびきなどに悩まされることもなく、快適に就寝することができた。