
2018年にデミオから乗り換えたスクラムバン(エブリイバンのOEM)ですが、購入当初から撮影の際に仮眠を取れるよう、荷室のフルフラット化を行う予定で考えていました。
当初はバモスの時の時のようにコンパネ板を貼って、「足を伸ばして眠ることができる方が良い」と言ったレベルで考えていました。
しかし、最終的にかなり大掛かりな仕様となり、キャンプなどでも活躍できる状態になっています。
フェイズ1フルフラット化
杉の床材によるフローリング

杉板フローリング化
当初考えていたコンパネによるフルフラット化ですが、地元のホームセンターに資材をみに行った際、床材用の杉板を見つけました。
そこで、今回は合板ではなく無垢の杉板を使うことにしました。
杉板は他の床用木材よりも柔らかく、傷がつきやすいデメリットはあるものの、肌触りが柔らかく、冬でも冷たさを感じにくいというメリットがあります。
まずは杉板を敷き詰めてフローリング化を行ったのですが、収納を考えて少し工夫してみることにしました。
床下収納の設置

後席側の処理(右手が前席)
上の写真のようにリアシートを完全に落とし込まず、着座時にできる足元空間にツーバイ材で橋をかけ後席前の床部分に空間を作成。
寝袋や焚き火台などは収納できるスペースを確保しています。

そして、完全に収納しない後席部分の高さにあわせ、下駄を組みます。
こうすることで、走行中は使用しないマットやカーテンなどを収納できるようになっています。
ここまでは2021年の初夏の頃です。
この辺りからコロナが長引き「不要不急の外出」を禁じるような風潮が続き、気軽な旅も難しくなってしまった頃。
休日を使ってさらにカスタマイズを進めていくことになりました。
更なる快適性を求めてテーブルと天井収納を追加


ユーティリティナットに土台となる板を固定し、棚を設置。
また、左右の棚を土台に脱着式のテーブルを装備しています。
こうすることで、景色の良い場所でリアゲートを開放するだけで、足跡のカウンター席を作ることができます。
コロナの頃は店舗営業を自粛し、テイクアウトをメインにするカフェや食堂も多かったので、妻と二人でお気に入りの店や気になるお弁当などを購入し、景色の良い場所で食べたりすることも多かったです。







実際に車中泊行うことは数えるほどしかないのですが、
折りたたみのソファを持ち込んで、海浜公園や海辺のキャンプ場でデイキャンプをしたり、読書をしたりするのにも最適で、移動式のリビング的な使い方で活躍しました。
車中泊としては2024年のGWに阿蘇・九重エリアで早朝の写真を撮影に行く際、登山口の近くの道の駅や駐車場で仮眠をとって、早朝から山に登ったりすることで、International Photography Awards2024で入賞作品を撮影することもできました。
最近はカフェなどにも入れるようになったので、随分と本来の用途で使用する機会が減ってしまいましたが、まだまだ現役で使用しています。