そこは瀬戸内に浮かぶのどかな島だった。
四国本島からフェリーを利用して渡ることができるこの島は
自転車でも簡単に一周できる程の面積で、
バイクで行く必要はなかったのかもしれない。
自転車でも簡単に一周できる程の面積で、
バイクで行く必要はなかったのかもしれない。
「まだ、お昼を食べとらんなら、一緒に食べていきまいな」
島の郵便局で偶然知り合ったおばあちゃんに誘われて
昼食をご馳走になることになった。
昼食をご馳走になることになった。
食事をしながら、おばあちゃんから島の話をうかがうと
やはり島暮らし ならではの苦労も色々とあるようだ。
やはり島暮らし ならではの苦労も色々とあるようだ。
おばあちゃんにお礼を言って別れた後、
帰りの船まで少し時間がある為、
もう一度、海岸に出てみる事にした。
帰りの船まで少し時間がある為、
もう一度、海岸に出てみる事にした。
夏には海水浴場や民宿が賑わいを見せるという事だが、
オフシーズンの浜辺には人影は少ない。
オフシーズンの浜辺には人影は少ない。
砂浜に腰を下ろす。 本当に静かな海だった。
使い古された表現だけれど
まるで、時の流れを忘れてしまったかのように…。
使い古された表現だけれど
まるで、時の流れを忘れてしまったかのように…。
それは2000年の初夏の記憶。