とさでいず

愛車DJデミオのカーライフを中心に自転車、バイク、高知のおすすめスポット、写真についてなど色々と書いています

北海道ツーリング -6- [8.9 稚内 → 宗谷 →稚内]

8月9日

ノシャップ岬を出発しようとしたところで、
旅人らしき男女二人組と出会う。

「(うに丼)美味かったですか?」
と男性に聞かれたので、
「なかなか、美味しかったです」
と答えると
「島なら、もっと安く美味しいウニが食べられますよ。
それに今日はお祭りだから・・・」
と意味深なことを言われる。


この時期に『島』、『祭り』『うに』って言うのは
おそらく礼文のことだろう。
更に彼らの表情や言葉遣いから何か含みを感じられる。

もしかすると、噂の某YHの関係かな?
天気が良ければ、フェリー乗り場に直行して島に渡ってもよかったのだが
雨の中を走り続けたせいか、あまり気分が乗らなかったので、
そのまま稚内の町を抜けて宗谷岬を目指した。



イメージ 1
稚内の町から海沿いの国道238号を30分ほどで
宗谷岬に到着する。広い駐車場にはひっきりなしに
観光バスがやってくる。
ツーリングライダーも多い。

私の到着した直後に岬に到着した元気な大学生風の男性と
カメラを交換し記念碑の前で記念撮影。


イメージ 3

二人で写真を撮っていたら
その後にやってきた京都なまりが可愛らしい
20代前半くらいの綺麗な女性も合流。

何故か「写真撮るのがが上手そう」という理由で
私が頼まれてシャッターを押す事に。
バイクはXL883Rに乗っているようだ。

少し前に北海道ツーリング情報サイトの掲示板に
883Rの女性からの質問が書き込まれていたのを読んで覚えていたので
試しに聞いてみたら本人だった。
世間は広いようで狭い。

二人と分かれて最北端のGSで給油。
最北端給油証明をもらう。

その後は駐車場の前に戻って
売店でステッカーなどを購入した。

駐車場の方を見ると、先ほどの883Rの女性が
別の男性ライダーと話していた。
もう一人の彼はどこかなと思っていると、
後ろから突然現われて声をかけられたのには驚いた。

折角なので、二人と連絡先の交換でもしてみようかと考えたが
縁があればどこかの道で再会するだろうと
そのまま出発する事にした。
結局、道内で彼等と再会することはなかったのだけど・・・。


イメージ 4
宗谷丘陵に登ってみると
なかなか良い景色だった。



周囲は牧場になっていて、草を食む牛たちの姿もみえる。
夕暮れの時間も近くなってきたので、マップルなどを参考に宿を探し始めた。
明日の天気がよければ島に渡るつもりだったので、
フェリー乗り場のある稚内に一度戻る方が良いだろう。
イメージ 2

ずっと合羽を着たまま走っていたので、
身体がべとべとしていて、早く風呂に入りたかったのと
溜まっていた着替えの洗濯物を済ませるために
コインランドリーと銭湯に併設された
ライダーハウス「みどり湯」に電話をかけてみる。
夏のオートバイツーリングの場合、
あまり荷物を増やせぬために洗濯をこまめに行なう必要がある。

ライダーハウスに電話をしたら、あっさりと空きがあった。
のんびりと国道を走行しているとパトカーが真後ろに付いて
延々と追いかけてくるのに気が付いた。

後方を気にしながら走るのは楽しくないので
近くのコンビニで缶コーヒーを買ってやり過ごす。

そして宿まで走りチェックインを済ませた。
1泊千円。

宿泊客用に開放されている屋根つきのガレージスペースに
バイクを駐車していると
スポーツスター1200Rの男性が到着したので少し話していた。

2段ベッドが並ぶ部屋に荷物をおくと、
お風呂セットを取り出して早速銭湯へ。

洗い場と湯舟のみの昔ながらの銭湯。
少し熱めのお湯が気持ちがよい。

風呂からあがると近所のコンビニでビールと弁当を買い
ライダーハウスのミーティングルームで
皆と旅の話などをしながら食べた。

先ほど仲良くなったスポーツスター1200Rの男性が
翌日に利尻島に行ってみようと思っているようなので、
明日の天候を見てから同行することにした。
水割りの焼酎を飲みながら、他の旅人たちと語らう。

12時を過ぎたころに消灯となり、
2段ベッドが並ぶ共同スペースに戻り
自分のシュラフに包まり就寝した。