こんにちは、Hiroです。
早いもので今年も3月半ばになりました。
花粉症を持っている方には辛い季節ですね。
特にアウトドア好きのライダー・ローディーにとってはひたすら我慢の季節です。
私も重度ではないのですが、春の「杉」と秋の「セイタカアワダチソウ」の花粉症を持っています。
東京にいた頃と比べると、周囲のアスファルトやコンクリートが占める面積が少ないため、症状は比較的軽くなっています。
しかし、高知県の森にも当然のように杉が植林されているため、どうしても春には鼻炎や目のかゆみなどのアレルギーが発症してしまいまうんですよね。
林野庁のデータによると、何気に県内の山林が占める割合は高知が全国1位なのです。
第1位 高知県……84%
第2位 岐阜県……81%
第3位 長野県……79%
第4位 山梨県……78%
同4位 島根県……78%
5位以降 岩手県、奈良県、和歌山県……77%林野庁調べ
そこで皆さんと同じように、幾つかの花粉症対策を行っています。
今回は他の花粉症に苦しんでいる「アウトドア好きな方」の参考になるかも知れませんので、現時点で私が行っている花粉症対策をまとめておきたいと思います。
花粉症の症状を薬で緩和する
定番の医薬品を使っての諸症状の緩和です。
個人的にはあまり薬を服用したくないのですが、自宅で症状がひどい時のほか、仕事などで外出する必要のある場合には、どうしても必要になることがあります。
薬にはかなり効き目が強いものもありますが、通勤には車の運転が必須になりますし、強い眠気に襲われると危険なので服用する薬には注意が必要です。
現在、ドラッグストアや通販で購入することができる主要な薬は第2世代抗ヒスタミン薬と呼ばれています。
比較的新しく開発され販売が認可されている薬品で、昔の第1世代抗ヒスタミン薬に比べると、口の渇きなどは緩和されている傾向があります。
これまで使用していた薬「ジルテック」
私の使用している薬ですが、昨年までは効き目が比較的強い「ストナリニZ」というジルテックの市販薬を使用していました。
しかし、「ストナリニZ」を服用した場合、仕事中に強い眠気があったり、妙に口が渇いたりしていたことが多くありました。
そこで今年は効き目がそこそこですが、眠気などは弱いアレグラ(フェキソフェナジン塩酸塩)のジェネリック市販薬を使用しています。
今のところ十分に症状は緩和しておりますし、重度の副作用は発生していません。
現在使用している薬「フェキソフェナジン塩酸塩」
フェキソフェナジン塩酸塩(アレグラ及びジェネリック薬)は眠気は弱くなっています。朝夕の2回の服用で1日持続する持続性鼻炎薬で、外出時には服用の手間がないのが嬉しいところです。
主な副作用として
「頭痛、眠気、吐き気、発疹、血管浮腫、かゆみ、蕁麻疹、潮紅、発疹」などが報告されています。
ただし、説明書には運転を控えるようにという記述はありません。
注意事項は「飲酒の前後の服用は控える」こと、授乳期や妊婦は医師に相談することなどです。
重度の副作用としては
- 呼吸困難、血圧低下、意識消失、血管浮腫、胸痛、潮紅[ショック、アナフィラキシー]
- 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸]
- 発熱、咽頭痛[無顆粒球症、白血球減少、好中球減少]
などもありますので、
医薬品は必ず購入前に医師や薬剤師の説明を受けるようにしましょう。
何かの持病などで通院中の方は、服用している処方によっては効果が薄れたり、逆に効果が強まり、副作用を併発しやすいこともあります。
フェキソフェナジン塩酸塩を使用した有名な製品はこちら、用法容量は1日朝夕の2回、1回に1錠を服用で14日分で約1,500円。
ジェネリックの場合は同程度の価格で21日分。用法容量は1日朝夕の2回、1回に1錠を服用です。
セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)
意外と知らない方が多いのですが、フェキソフェナジン塩酸塩などの市販医薬品の一部は厚生労働省の「セルフメディケーション税制の特例」に含まれています。
具体的には「平成29年1月から33年12月31日までに、セルフメディケーション税制の特例に指定されている医薬品を1年間1万2千円を超える額使用した場合、確定申告で総所得から控除することができる制度」です。
家族で数人が花粉症だったりすると、花粉の飛散する3ヶ月間で控除を得られる額に達することが多いように思います。
セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)について
セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)は、健康の維持増進及び疾病の予防への取組として一定の取組を行う個人が、平成29年1月1日以降に、スイッチOTC医薬品(要指導医薬品及び一般用医薬品のうち、医療用から転用された医薬品)を購入した際に、その購入費用について所得控除を受けることができるものです。
花粉を吸い込みにくくする
こちらは日常生活の中で、花粉を吸いこんでしまわないように物理的にガードする方法です。
定番はマスクですが、最近は花粉を寄せ付けないようにするイオンガードも販売されています。
こちらを併用することで外出時に効果を実感できます。
物理ガード(マスク)「花粉を水に変えるマスク」
最近はハイテクな商品も増えており、もともとは空気清浄機などで使用している技術をマスクに転用した商品がこちら。
大手のメディアでも取り上げられていた、DR.C医薬株式会社の「花粉を水に変えるマスク」です。
「花粉/ハウスダスト/カビ等のタンパク質や、汗/ニオイ/不衛生タンパク質を分解して水に変える「ハイドロ銀チタン®(Hyd[AgTi02])テクノロジー」というものらしいです。
私は科学者ではないので詳しい理論はわかりませんが、多少なりとも効果は見込めました。
ただ、3枚で千円ほどとマスクとしては少しお高いので、花粉が非常に多い予報の日に外出する際などに使用すると良いでしょう。
臭いの発生源となるタンパク質を分解することから、使い捨てにせずとも数日間使用可能とのこと。
イオンガード(スプレー・ゲル)「アレルスクリーン」
資生堂の天然温泉水配合の化粧水に反発イオン技術(特許番号特許第4562585号(花粉吸着防止剤に関する特許)を利用したイオンバリアー的な商品。
類似した製品にはフマキラーのアレルシャットがあります。
昨年はアレルシャットを使っていましたが、アレルシャットよりこちらが効果があるような雰囲気です。お得用のマスクと併用がコスパ的には一番効果的。
ロードバイクで走るときには、こちらと並行して鼻腔やまぶたに塗るタイプのゲルを使用しています。
ゲルタイプは花粉を弾く以外に、ワセリンなどと同じように花粉をキャッチして、反応しないようその場に止める効果があります。
自宅に花粉を持ち込まないようにする
これはまず衣服をニットやフリースなど、花粉が付着しやすい服装を避けることで可能です。
また、帰宅時に玄関に入る直前に上着を払って入室することで、少しでも花粉がプライベートエリアに侵入することを阻止します。
そして侵入してしまった場合には、ハウスダスト対策用ファブリーズなどで花粉の再飛散を防ぐと効果的です。
私の場合は妻が花粉症ではないということもあり、帰宅時や洗濯物の取り込みなどで、平気で花粉を屋内に取り込んでしまうこともあって、こういった対策が重要です。
「せめて部屋では快適に」持ち込んだ花粉を除去する
これもメジャーな対策ですが、シャープのプラズマクラスター空気清浄機を使っています。
設置箇所は寝室と作業用のデスクある部屋で使用。
加湿機能もあって、花粉対策だけでなく冬から春にかけて活躍します。
電気代も1日使って3円〜13円程度。
価格も1万6千円程度で購入できるので、かなりコスパも良いです。
1Rや2Kなどの一人暮らしなら、これ1台で対応できます。
ちなみに2月から3月上旬は気温もまだ低く、暖房の使用も必要な日が多いのですが、ファンヒーターは花粉を巻き上げるので、あまり使いたくありません。
可能であればオイルヒーターか対流式ストーブを使用し空気を温め、こちらで保湿&花粉除去していくコンボが有効です。
フィルターを通して綺麗になったされた空気は、後方のダクトから上に排出されますので、部屋の上部の空気を回すサーキュレーター的な役割にも期待できます。
花粉が少ないエリアに引っ越す
花粉対策の為ではなかったのですが、昨年末に四万十市の市街地から少し外れた郊外に引っ越しました。
周囲は道路よりも田畑の面積が広く、都市部のアスファルトやコンクリートに比べて、地表に降り積もった花粉が蓄積することは少ないため、市街地に住んでいた頃に比べると楽な印象を受けます。
太平洋側の地域であれば、海側から風が吹く日は花粉もPM2.5と無縁なので、それなりに対策すればサイクリングなども可能になります。
最後に
いかがでしたか?
このように辛い花粉症も対策次第で症状が緩和し、快適に過ごせる時間を増やすことができます。
まだ何も対策を取られていない方は、この記事を参考に対策してみてはいかがでしょうか?
ここに挙げた方法の他にも、甜茶やルイボスティー、ヨーグルトなどの民間療法で効果があると聞いたものは試しています。
効果のほどはルイボスティーは少し効いているように感じていますが、甜茶は微妙でした。ヨーグルトは効果はともかく朝食のデザートとして固定化しています。
また、個人的には最近保険適応の治療となった舌下免疫療法も気になっているのですが、定期的な通院が必要になるので試しておりません。
もし、何か他に効果が実感できる方法をご存知の方がいらっしゃれば、教えていただけると幸いです。
アウトドア好きには厳しい季節ではありますが、あと1ヶ月ほど少しでも快適に過ごせるように工夫して乗り切りましょう。
それでは。