とさでいず

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DJデミオのリコール&サービスキャンペーン対応とその後【2018年2月】

こんにちは、Hiroです。

デミオXDブラックレザーリミテッドに乗り始めて2年になりました。


先日、メーカーのDMとディーラーさんから、リコール対応を促す電話がありましたので早速行ってきました。

 

2018年2月に2点のリコールと、1点のサービスキャンペーンが告知された件で、一部のニュースなどにも記載されていたようです。

 

 

  

リコールの内容と対応


デミオ、CX-3、アクセラのリコールについて

平成30年2月1日 国土交通省に届出

1、基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因

ディーゼルエンジンにおいて、エンジンの保護制御が不適切なため、無負荷状態でアクセルを全開した際に燃焼異常が発生しても、エンジン保護機能が作動しません。そのため、燃焼異常により燃焼圧力が上昇し、最悪の場合、エンジンが破損するおそれがあります。

改善措置の内容

全車両、エンジン制御プログラムを対策プログラムに修正するとともに、エンジンおよびDPF(黒煙除去フィルタ)に堆積した煤を清掃します。

 

 

2、デミオ、CX-3、アクセラの予見性リコールについて

予見性リコールとは
お客様が予見現象を容易に認知でき、この予見現象が発生した以降も相当な期間、安全な運行を確保できる場合には、この予見現象を認知した後に速やかに改善を実施することができるリコール制度。

 

基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因

ディーゼルエンジンにおいて、低車速で加減速する走行を繰り返すと、燃焼時に発生する煤の量が増え、インジェクタ噴孔部に堆積し、燃料の噴霧状態が悪化することで、さらに煤の量が増え、排気側バルブガイド周辺に堆積することがあります。そのため、排気バルブが動きにくくなり、圧縮低下による加速不良や車体振動が発生するとともに、エンジン警告灯が点灯あるいはグローランプが点滅し、最悪の場合、エンジンが停止するおそれがあります。

改善措置の内容

使用者に当該不具合を周知し、エンジン警告灯が点灯あるいはグローランプが点滅した場合は、速やかに点検入庫するよう促します。また、点検入庫した場合には、エンジン制御コンピュータ等を点検し、排気バルブのバルブスプリング、インジェクタを無償で交換するとともに、エンジンおよびDPF(黒煙除去フィルタ)に堆積した煤を清掃します。

 

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デミオ、アクセラ、CX-3のリコールについて(マツダ公式)

 

まず、対応が必要になるリコールについては、上記の2点になっておりました。

実際にトラブルが発生したのはデミオ、CX-3、アクセラで、2014年8月~2018年10月まで製造の15万8785台中で計741件。
なお、この事例に事故は発生していないようです。

発見はユーザーからの指摘によるとのこと。

マツダの新開発クリーンディーゼルエンジン「スカイアクティブD」は出力特性や環境性能は他社のものより優れた点も多いのですが、やはり熟成しきれていない部分もあってか、ときどき不具合が見られるようです。

マツダやスバルの車については個性的な部分はありますが、トヨタや日産など大手にくらべると、販売後のリコール対応が少々多めなのはネックですね。

しかし、リコールでしっかり対応してくれるのであれば、隠蔽してトラブルが発生するより全然良いので、必要ならどんどんやって対応してもらいたい気持ちもあります。

 

 

リコール対応に必要な時間は

1時間30分から2時間ほどです。

私はCX-8に試乗してみたり、ショールームの商談用テーブルでコーヒーをいただきながらPC作業をして待機していました。

クリーンディーゼルはやや趣味性が高く、メンテナンスが少しシビアなので、営業に使われている方は少ないと思いますが、業務に使われている方は少し困るかもしれませんね。あらかじめ予約して代車を手配してもらうと良いかもしれません。

メーカーの不具合について、販売会社のディーラーに文句を言っても仕方がないので、落ち着いてしっかり対応していただきましょう。

 

 

 

サービスキャンペーンの内容と対応

平成30年2月2日  国土交通省に届出

 

商品性向上の内容

ディーゼルエンジンにおいて、制御プログラムを最新化することにより、アクセルの踏込む速度に対するエンジントルクの応答性とエンジンノック音の低減、および後退時のアクセル操作に対するエンジントルクの応答性が向上します。
また、駐車時のi-stop作動によるエンジン停止と再始動の繰り返しを抑制します。

 

改善の内容

全車両、エンジン制御プログラムを最新プログラムに更新します。

 

 こちらについては不具合に対するサービスキャンペーンではなく、プログラムの最適化による性能アップを図るという内容ですね。

 

 

対応後のデミオの状態は?

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メーカー記載の中に

「アクセルの踏込む速度に対するエンジントルクの応答性とエンジンノック音の低減、および後退時のアクセル操作に対するエンジントルクの応答性が向上します。」

と書かれていましたので、どう変わるか楽しみにしていました。

 

実際に乗ってみた感想ですが、ドッカンターボ気味な印象だったデミオのディーゼルターボが、スムーズにふけるようになりました。

具体的には、ECUプログラム更新前は「ターボが効いてくる1,500rpmちょっとまでダルで、そこからグンっと加速していた感じ」が、「1,300rpmくらいからアクセルを踏んだ分だけフラットに加速する感じ」に変わりました。

パワー&トルクダウンした感じではなく、回転に応じてスムーズに立ちあがるNAエンジンのような自然な感じ。

80〜90年代くらいのドッカンターボ的な特性が好きだった方には、少し面白みがなくなってしまったかもしれません。

実質的に遅くなったわけではなく、インジェクターのジェッティング(燃調)制御が変更になったので、トルクカーブも変わったんでしょうね。

私のデミオは6MTですが、アイドリング付近のトルクは落ちており、回転を上げないと以前より2速発進は難しくなりました。

私の予想では、2つめのリコール内容で

「低車速で加減速する走行を繰り返すと、燃焼時に発生する煤の量が増え、インジェクタ噴孔部に堆積し、燃料の噴霧状態が悪化することで、さらに煤の量が増え、排気側バルブガイド周辺に堆積することがあります」

とあったので、煤の出やすい極低回転域は常用トルクを捨て、1,300rpmから上を平均化したのかなと考えられます。

そうすることで、ユーザーがその回転域を使わなくなるような意図もあるでしょう。

駐車場などで微調整の際、極低回転で1st半クラッチスタートで進行するようなシチュエーションでは、発進時に少し多めに回転を上げてからクラッチを繋ぐ感じになりました。

昔乗っていたトヨタのカローラレビン(1,600ccDOHC)の発進に近い感覚です。

 

私だけの体感では「思い込み」などもあると思われるかもしれませんが、Twitterで別のデミオ乗りの「ワタル△さん」と話した時の会話もありますので、参考までに引用します。

 

 

とまあ、こんな感じです。

車のチューニングなどに全く興味のなさそうな、お互いのパートナーも同じ反応をしているということで、プラセボ効果(プラシーボ効果)ではなく、実際に特性が変わっているとみて間違いないようです。

遅いわけではなくジェントルな加速になって、乗り心地に高級感が出たというイメージでしょうか。

 

ちなみに対応から約1ヶ月。
約1,000kmほど走った現在も、加速は相変わらずスムーズ。
妻には良い車になったと好評です。

ECUプログラム更新前、私が2,000〜3,000rpmくらいの加速を楽しんでいた時、助手席の妻は加速感を不快に感じていたのかもしれませんね。

車に興味のないパートナーとドライブデートをする方は、「パートナーもディーゼルターボの加速を気持ちよく感じているとは限らない」ということを心の隅に覚えておきましょう(笑)

 

対応後「燃費が悪くなった」という噂も?

価格.comなどで「リコール対応後に燃費が悪くなった」という口コミが見られましたので、少し燃費を測ってみました。

 

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上の写真はECUのプログラム変更対応から2度目の給油です。

ちなみに1度目の給油は点検時のアイドリングや空吹かし、整備中の強制DPF再生があるので、燃費の参考にはならないと考え除外しています。

主な走行は高知市までの往復200kmほどが1度、宇和島まで150kmほどのドライブが1度、あとは10kmほどの通勤が複数回です。

 

実際に「みんカラ」で記録している数値(満タン法)もありますので、そちらも下記に貼付しておきます。

 

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24ヶ月点検でオイル交換などのメンテナンス直後という事もありますが、過去最高燃費になっていますね。

 

上記のことから、リコール対応による燃費悪化は考えなくてもよいのではと考えられます。

ただし、エンジンのパワー・トルク感が変わったことで、ドライバーのアクセル開度が変わってしまった場合は、それによる燃費の悪化はあるかもしれませんね。

 

 

 

さて、リコール対応、24ヶ月点検も終わりました。

寒い日が多かった今年の冬ですが、さすがにもう雪は降らないでしょう。
月末に妻も連休があるので、久しぶりにどこかにドライブに行きたいと思っています。

 

それでは、皆さん楽しいカーライフを。