季節も冬も近づいて日没が早くなり、
いつも帰宅する頃には真っ暗になっています。
純正のLEDバッテリーライトは
前照灯として使用できないことはないのですが、
照射範囲が狭く、長時間の使用には不向きです。
そこでネット上のインプレでも
明るいと評判のキャットアイ(CAT EYE)
HL-EL530 ヘッドライト(写真の上)を
使用してみることにしました。
約5,000円と少々高価ですが、
1500カンデラ以上の明るさと
約3気圧まで耐える防水性がウリです。
バッテリーは単3型アルカリ電池4本。
寿命はカタログ値で約90時間になっています。
点滅(フラッシュ)モードはありません。
写真下側のライトが純正LEDライト
点滅(フラッシュ)と点灯(照射)の切り替えが可能で、
バッテリーは単三電池2本。
両ライト共にスポット配光ですが、
リフレクターサイズが全く異なるので、
HL-EL530の方が広範囲を照らせるようになっています。
実際の照射範囲と光量の比較実験。
純正ライトは配光が直線的で、照射されている部分だけが明るく、周辺は暗くなっています。
青白い光なので、視認できる範囲は狭く
街灯などの照明がないアスファルトが荒れた路面などでは、
路面詳細を把握することは困難です。
穴や石が落ちていたりした場合や
歩道の段差などを把握するには
心許ない光量だと感じる人が多いでしょう。
フラッシュ(点滅)モードがあり、色温度は高めという点から、
前方を走行する車に対するアピールとしては
効果的かもしれません。
都心などの明るい道しか走らない場合は
十分な性能だと思います。
HL-EL530は光量があり、白い光。
スポット配光ではありますが、
照射されているポイントの周囲も明るくなっています。
アスファルト上のシミなど、路面の状態も把握できます。
ちなみに右の写真は無灯火の状態。
こちらと上記2点の照射範囲を比べてみると、
どのライトが路面状況を把握しやすいかは一目瞭然です。
欠点は単三電池4本という事で多少重くなり、
本体サイズも大きいので、
コンパクトでシンプルなのがカッコイイと考える方には
野暮ったく映るであろう事くらいかと思います。
これ以上の明るい自転車用ライトともなると、
1万円以上の外部バッテリータイプのHIDを装備するか、
走行性能を犠牲にしてハブダイナモにするかの選択になりますが、
ムリなスピードを出さなければ、このLEDライトで快適に走行できそうです。