とさでいず

愛車DJデミオのカーライフを中心に自転車、バイク、高知のおすすめスポット、写真についてなど色々と書いています

檜原・秋川 滝めぐりツーリング3

都民の森を後にし、
再び都道206号の奥多摩周遊道路を秋川方面に下る。

実は周遊道路の元料金所ゲートの付近に
「夢の滝」という滝があったようだが
ツーリングマップルにも記載がなかった事もあり
気が付かず通り過ぎてしまった。

206号を下って数馬の湯の少し手前に橋がある
数馬温泉 三頭の湯」と「旅館 三頭山荘」の看板が目印。



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写真は秋川側から見た写真である。

この橋を渡ってすぐの右手に小さな看板があり
その下の細い道を歩いて沢へ下ると
「九頭竜(くずりゅう)の滝」がある。
ちなみに滝はマップルには載っていない。


歩道脇にある細くて少し急な斜面を下る必要がある為、
オートバイをどこかに駐車しなくてはならないが、
滝に続く歩道の横には駐車できるスペースは設けられていない。

対面にちょっとした空き地はあるのだが、
「数馬」バス停近くにある旅館の私有地で、
駐車場として利用しているらしく、
「有料」と看板があるので無断では止めないようにしたい。


私はもう少し都道を下った場所にある
「九頭竜神社」に参拝して、
15分ほど駐車場をお借りする事にした。


手水舎で両手を洗い。
口を清めて拝殿で参拝。
この地にご縁をいただいたことに感謝と
滝を見せていただくことの礼を述べておく。

私は宗教を好む方ではないが、
山などに入る際に神社等をみつけたら
礼を欠くことがないよう参拝する事にしている。



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神社の参道の石段や鳥居はさして大きくないものの、
鳥居の左右に鎮座する神木が迫力。


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拝殿は一般的な神社らしい造りであるが、
「オリンピックを東京に」というのぼりが
厳かな雰囲気を壊しているような気がする。

この九頭竜神社は天文14年(1545年) に
長野県戸隠村にある九頭竜神社を分社とのことで、
かなり由緒のある神社である。
お祭りしているのは九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ)。  
縁結びや病気平癒などのご祈願に参拝される方が多いとか。

天文14年(1545)というとピンとこない方が多いかも知れないので
時代背景を上げておくと。

種子島に鉄砲伝来」が天文12年(1543)。
織田VS今川で有名な「桶狭間の戦い」が永禄3年(1560)だ。
ちなみに徳川家康は天文11年生まれ。

どうも話が脱線してしまったが、
本来の目的地である滝に向かう。


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天文当時は「横道の滝」と呼ばれていた滝が、
神社参拝の禊にも使われるようになり
「九頭竜の滝」と呼ばれるようになったようだ。



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沢へ下りてゆくと待っている滝。
谷間という事もあって、少し薄暗い。



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2段で落差が10m弱。
涼しくて綺麗な場所ではあったが、
1人ではちょっと雰囲気が重いかな。




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数馬付近の沢には色々な言い伝えがあるらしく、
周囲を歩くとこのような札が所々に目に付く。


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新緑の季節である為に沢まで見ることが
出来ないのが少し残念ではあるが、
オートバイで走り抜けては
決して気が付く事のない
小さな景色を発見できる事は新鮮な喜びだ。






さて、時間も17時を回ったところで
そろそろ帰る頃合だが、
真っ直ぐに帰宅するのも面白くない。

少し寄り道をしていこうと
温泉施設「瀬音の湯」に立ち寄り、
1時間ほど温泉でのんびりして
疲れを癒してから帰路についた。