とさでいず

愛車DJデミオのカーライフを中心に自転車、バイク、高知のおすすめスポット、写真についてなど色々と書いています

スポーツスターの悪い(欠点)ところ

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雑誌や個人のサイト・ブログなど
様々な場所でスポーツスターの良さは書かれているので、
個人的に気になった欠点のような部分を
書き留めておこうと思います。

あくまでも4年ほど乗った
Hiroの個人的な意見ですのでご容赦ください。



1、積載量が皆無であること
04~現行のモデルではシート下に
純正セキュリティの本体を仕込む程度の余力はありますが
~03に関してはノーマルでは積載能力は皆無に等しいです。
車検証を入れる場所にすら迷います。

一般的に長期ツーリングとなれば
リアシートやリアフェンダー
ネットやケーブルでバッグ等を縛ることを
思いつきますが、完全なノーマル状態においてはネットを
掛けるフックすら存在しません。

オプションで純正、社外品ともにキャリアなども
販売されていますが
ノーマルのシンプルなルックスが好きな人には
バランスを崩す事になるため好まれないような気がします。

まあ、たくさん積めなくても日帰り程度には十分ですし
どんな状態でも積めればOKなら、
どうとでも積めますが・・・。



2、数が多すぎること
カスタムパーツが多すぎる?
いや、そうではありません。
それによる悩みは確かに多いのですが
そこはむしろ良い事です。

では、何が多いのかと言うと
出先で見かけるスポーツスターの数です。
週末にショートツーリングなどに出ると
確実に何台かのスポーツスターに遭遇します。

こと関東一円となるとHDディーラーの多さも手伝って
それはより際立って感じられます。
走行しているオートバイの絶対数から考えても
かなりの確率です。
1日に5台も6台も見ていると
四輪のヴィッツやフィットを見ているような気分になる事も・・・。
ヴィッツやフィットが悪いわけではありません。

珍しい車種に乗っている者同士が出会うなら
どことなく嬉しいのですが、ここまで増えてしまうと
自分自身が流行でバイクを選び乗っている訳ではなくても
何だか複雑な気持ちです。


このところ世間的に「バイク=ハーレー」という
図式も増えていること。
スポーツスターが好きな人は当然として
昔からの安価なハーレー入門機としての存在意義もあり、
その販売台数の多さは特筆すべきものがあります。

売れることは製品として良い事ですし、
パーツの流通量や入手の安易さなど
便利な部分も多いのですが
画一的を嫌い個性的を良しとするライダーにとっては
どこを見ても同じバイクばかりというのは
良いものではないのかもしれません。

インディーズ時代に応援していたアーティストが
一気にメジャーになってしまい
何だか醒めたというのにも似た感覚がありますね(笑)



3、騒音(爆音)仕様が中心
個性的なハーレーサウンドは私も好きですが
好みのルックスにしようとマフラーを選択すると
ほぼ保安基準を満たさない場合が多いようです。

警○官なんてク○くらえ
周囲なんか気にするな
といえばそうなのですが、
気を使いながらカスタムするのも嫌だし
深夜の住宅密集地で坂道だった場合など
周囲の家の窓に灯りがついたりしないかと
気になって面倒くさい事もあります。

私自身は気儘で個性的なライダーでいたいと考えていますが、
ガキの頃のようにアウトローというか
世間から疎まれる悪者として存在したいとは
思っておりません。



まあ、長く書きましたが
積載能力や長距離の移動においては
ビッグツインやヨーロピアンタイプのツアラーには
劣ってしまうとはいえ
生き物のような振動や
壊れるのではと勘違いするほど
ガチャガチャと騒がしいメカノイズは
乗り物としては個性的で楽しいと感じて好きです。

速くもなく、重くて止まらなくても
独特の排気音も心地よく
町を流しているだけで楽しいのは
スポーツスターならではの良さといえるでしょう。


私にとって重要なのは
旅の相棒としての存在感と旅のツールとしての能力。

限られた時間の中で目的を持って行動する場合や
未舗装路でのベルトトラブルの危惧など
少し欠点が多いような気がしますが
オンロード主体のショートツーリングにおける良さは
何台かオートバイを試乗しましたが
これを超えるものはまだ見つかっておりません。

多分、このバイクを降りてしまう事があったとしても
後でまた所有したくなる1台である事は
間違いありません。