とさでいず

愛車DJデミオのカーライフを中心に自転車、バイク、高知のおすすめスポット、写真についてなど色々と書いています

ショートツーリング 日本三奇橋「猿橋」

8月27日(水)

久しぶりに晴れ間の見えた休日となり、
午前中に溜まっていた洗濯物も片付けた。

久々に883を引っ張り出し、バッテリーの充電を兼ねて120キロほどの
軽いショートツーリングを行なう。

アパートを出発して国道に合流。
この日は道志みちへ進むのは止め、国道20号を大月方面へ向かった。
日差しは夏のようだが、左手に桂川を臨みながら浴びた風は
秋のそれに近い涼しさを持っている。

法定速度を少し超えた辺りの速度域で
のんびりと国道を流す。

ふと、バックミラーをみると
後方からパールホワイトのミニバンがやたらと煽ってくる。

こちらのペースが非常に遅いという訳ではないので
別に道を譲る必要もないが、
何を考えているのか分からない車に関わって
気分を害するのは損というもの。

コーナーで一気に引き離し、
ストレート区間で左に寄って道を譲ると
ミニバンは追い抜く直前に加速し
バイクのスレスレを抜けていった。

ウインカーを付けて車両を避けるのが、
運転者として常識ではないのか?
スピード差から見て、大体80~90km/hくらいと思われる。


急ぐのは勝手だが平日の昼間に2車線の国道で40キロオーバーか、
将来家族で事故心中にならないように注意してくれ。
私は別に悲しくは無いが、少しは悲しむ人もいるだろうに・・・。


さて、そうこうしているうちに、少しお腹が空いてきた。
昼食を取っていなかった事を思い出し、
上野原を過ぎた辺りのコンビニでサンドウィッチとコーヒーを購入。

駐車場の片隅で883のシートに座って頬張る。
食べながら目的地を考えてみた。

夕方から雨になるという天気予報の為、あまり遠出するのは避けたい。
さほど離れていない場所に「さるはし」という地名が見える。

そういえば、何度か近くを通った事はあるものの
足を止めて見た記憶がなかった事もあり
今回は猿橋に立ち寄ることにした。




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猿橋(さるはし・えんきょう)」山梨県大月市に流れる桂川に架かる橋である。

山口県錦帯橋(きんたいきょう)、徳島県のかずら橋(栃木県の神橋という説も)と並ぶ
日本三大奇橋の一つとしても知られ、
古より甲州街道に架かる交通の要所であったらしい。
長さは30.9m、幅3.3m。水面からの高さは31m。

谷が深い為に橋脚がたてられず、両岸から張り出した四層のはね木により
橋を支えている特殊な造りとなってる。

はね木には雨を遮る屋根がついているところも面白い。


イメージ 4

現在の橋は昭和59年に復元されたものだが、
資料によると推古帝の頃から形状は不明だが橋はあったと記載されており
橋の歴史は西暦600年前後より続いている。

江戸時代には、歌川広重の浮世絵にも描かれ
松尾芭蕉の句にも詠まれていたことから
古くから街道を旅する多くの者達を魅了してきたようだ。




イメージ 5
こちらは八つ沢発電所の水を通す水路橋。
レンガ造りのトンネルの為か、じっくり見てみたい衝動に駆られる。

奥に見える赤い鉄橋は新猿橋
現在メインの車道となる。

イメージ 2
橋の袂には山王宮という、
猿王を祭る祠がある。






イメージ 1

883は猿橋の袂に暖簾を構える
大黒屋(そば店)の駐車場に止めさせていただいた。

大黒屋はその昔、宿として商いを行なっていたようだ。
国定忠治の逗留した記録もあるという。

今回はアイスコーヒーだけ頂いたが、
機会があれば蕎麦も楽しんでみたいものである。