とさでいず

愛車DJデミオのカーライフを中心に自転車、バイク、高知のおすすめスポット、写真についてなど色々と書いています

山梨県ひまわりツーリング

8月10日(日)

土日の天気が良ければジェベルにキャンプ道具を積載し
長野エリアでキャンプを楽しみ
硫黄岳と本沢温泉をトレッキングする予定だったのだが
ここ数日、南から湿った空気が流れ込み
どうにも不安定な天候が続いている。

午前中は晴れているものの午後から夕方にかけて
落雷を伴う豪雨や突風が発生しているようだ。

夕立というと夏らしくて良いが、
山の初心者にとっては山上で
大雨&落雷というのは恐ろしい。

そんな訳で泊まりでのツーリングを見合わせ
山梨にヒマワリ畑を見に行くことにした。


車体の選択はお盆休みの渋滞が見込まれる為、
フットワークも軽く燃費の良いジェベル200。

早朝から出発のはずが、午前中は体調が優れず
10時ごろに出発。

国道20号を西に向かって走る。
相模湖を過ぎた辺りでカメラの偏光フィルタを忘れたことに気が付く
せっかくザックの中にEOS-1と20Dの2台を持ってきたというのに・・・。

引き返すのも面倒なので、気を取り直して走る。
国道は想像していたよりずっと空いていて快走できた。

これなら883を選択した方が良かったかなと
少し後悔したりして、序盤からグダグダの様相。

とはいえ、気持ちが良い風を受けながらって事で
ツーリングとしては気分は上々。

しかし、笛吹市から甲府に入る辺りから渋滞が始まる。
韮崎まで12kmという表示があったのを確認してから
随分と時間がかかった。

走っていれば風が心地よいのだが
停車して待っている間は異常に暑い。
甲府市内の国道20号は遮蔽物がなく日陰がないから尚更だ。

時計は12時を回っていた。
そういえば朝はお茶を飲んだだけ。
喉の渇きも少々辛くなってきた。

韮崎に入り渋滞も緩和されたので、
反対車線にあるコンビニに立ち寄って
スポーツドリンクを購入。

一気に流し込むと
水分がカラダに染み渡るようで美味かった。

駐車場内で乗用車の運転手にキップを切っていた白バイ警官を発見したので
ついでに目的地までの道を尋ねることに。

ヒマワリ畑は明野町という場所にあるらしく
裏道なども教えてくれた。

Hiro:
北杜市のサンフラワーフェスのヒマワリを見に来たんですが」

警官:
明野町の、ちょっと前にコスプレイベントとかで有名になった、
ハイジの村の前にあるんだけど・・・」

Hiro:
「はぁ、コスプレですか?」

警官:
「え、知らない?」

そういえば、随分前に
アニメのコスプレイベントが好評で知名度が上がった
ヨーロッパ風の街並みを再現した観光施設があり
最初は知名度が上がって施設側も乗り気だったが、
すっかりそっち系の聖地となってしまった為に
一般のお客様からの1件クレームにより
その後はコスプレイベントが廃止されることになった。
というニュースを何かで読んだ記憶がある。
どうやら、地元にとってあの事件はセンセーショナルな事件だったらしい。


イメージ 3

県立フラワーセンター・ハイジの村、
映画『いま、会いにゆきます』のロケ地として有名な
ヒマワリ畑と聞いていたが
そんな裏話もあったとは恐るべし山梨・・・。

明野までの距離はそれほど遠くなく、
少し先で右折して高速の下を潜れば
そんなに時間もかからないようなので、
お礼を行って出発した。







イメージ 1


午後2時ごろにフラワーセンターに到着。
ヒマワリを背景にバイクを撮影しようと思ったが
一部の道路は交通規制されていていた。

駐車場にジェベルを止めて、ヒマワリを見学。
いくつかの区画に分かれて段差があるので
北海道で見た北竜のヒマワリ畑とは少し違った感じ。

お盆休み間近という事もあって
家族連れや観光客も多かった。


イメージ 2

丘の上から見下ろすと黄色い絨毯のようにも見える。
夏の日差しと明るい花を見ていると
心なし元気が出てくるというもの。




イメージ 4


ひとしきり見学して、ブルーベリーソフトを食べる。
実はこれが本日初めての固形物。
1人でツーリングに行くと
気分次第で何も食べなかったり、
たくさん食べたり偏ってしまうのは悪い癖なのかもしれない。




イメージ 5


その後は清里辺りで夕陽を見てから
食事をして帰るつもりだったのだが
4時ごろになって山の方に雷雲が広がり
遠くで雷鳴が聞こえ始めたので
撤退することにする。

国道20号に戻り甲府方面へ。
再び渋滞が始まる。
どうやら、直前まで雨が降っていたらしく
路面はかなり濡れてしまっている。

それにしてもジェベル200のシートは長時間座っていると
お尻が痺れて痛くなってしまう。

北海道のような場所なら、ハイペースで巡航できるので
1日に400kmを走る事も楽にできたが
市街地を含むのなら無理せず、こまめにポジションを変更したり
スタンディングで血流を調整した方が楽(マシ)になれる。

ちなみにスポーツスター883Rの純正シートは
私の体に合っているのか、100~200km程度の移動では
全く尻が痛くなることが無いから素晴らしい。
※一時的に装備していたラペラのコブラシートは
ジェベルと同じくらい痛かった。



さて、そのまま国道20号をたどって帰宅しようとすると
毎週のように発生する相模湖付近での渋滞に突入する事になる。

そこで御坂峠を越え、富士吉田から道志みちに迂回する事にした。
冬にはスノーボードの練習場としてよく利用していた
スキー場の前を通るコースなので、道に迷う心配も無い。

素直に御坂トンネルを越えて行くのも癪だったので
旧道から太宰治が一時滞在したという天下茶屋に立ち寄ってみた。




イメージ 6

この日は霧が出ていて展望も望めなかったが
ここからは雄大な富士山を見ることができ、
茶屋の営業時間内ならば、お茶やおだんごを楽しむことができる。


旧道も数年前までは現役の国道だったらしく、
そこそこ整備も行き届いていて走っていて楽しい道だ。

天下茶屋の直前で旧「御坂トンネル」を潜る事になるが
このトンネルのは手掘りで、中は坑内で山になっているらしく、
双方の入り口から反対の出口が見えず、
暗く狭いうえ、路面が濡れているので少し怖い気がする。

イメージ 7


実際に地元では有名な○霊スポットらしいが・・・。

その後は河口湖から山中湖、そして道志みち
いつものお約束ルートに向かう。

霧の中の走行で身体が冷えて、
肩こりと軽い頭痛を催したので、
道志みちにある日帰り温泉施設で入浴し
ラストスパートとなった。


帰宅前に地元のセルフスタンドで給油。

走行距離:318.1km
給油:8.68L
平均燃費:36.6Km/L

初めて1度のツーリングで
給油が必要になる距離を走ったわけだが
渋滞区間を含んでいるにもかかわらず、
なかなか良い燃費だった。