飛騨・白川郷ツーリング －５－

ひとしきり歩き回って宿に戻ったら風呂へ。

宿のお風呂もヒノキ風呂で良い感じなのだが
せっかくだから露天風呂に入りたいと考えて
割引券をもらい近くの｢白川郷の湯」へ出かけた。

泉質はナトリウム塩化物鉱泉温泉。
かけ流しではないけれど、川の流れる音を聞きながら
露天風呂でマッタリできるので悪くない。

１時間ほど長湯して、お約束のコーヒー牛乳。
あとは夜の白川郷を眺めながら部屋に戻り11時ごろに床に就いた。

５月１０日　６時起床。
浴衣を着たまま縁側に座り、柱にもたれて景色を眺める。
冷たい空気が何だか心地よい。
天気予報では雨となっていたが、まだ降りだしてはいないようだ。

７時３０分。
囲炉裏を囲んで朝食。
純和食の朝食なんて何年振りかな。
味噌とお新香が異常に美味しい。
早朝からごはんを３杯。

９時３０分頃。
部屋を片付けてから支払いを済ませて出発。

メインストリートに出たところで
同じ宿に泊まっていたカップルと再会。
走りながら手を振って別れた。

宿代とお土産で少しサイフが軽くなった為
近くの農協のＡＴＭで現金を下ろす。

１５６号に合流し、高山方面へ向かう。
御母衣ダムに差し掛かった辺りで
ぽつぽつと雨が降り始めた。

オートバイを路肩に止めて
先週に新調したばかりの合羽とブーツカバーを装備した。

走り出すと、だんだんと雨足が強まり
４１号に合流するころには
すっかり本降りになっていた。

悪天候の為、気温が上がらず７～８度。
だんだんと寒くなってきた。
奥飛騨の道の駅にたどりついた所で休憩。

雨具の性能は悪くはなかったが
流石に合羽の能力を超えているため
ジャケットが少し湿っている。

トイレで用を足した後、食堂でラーメンを注文。
土間にはストーブが焚かれていたので
食事を取りながらグローブを乾かした。

そこそこ体力も回復したところで
前日に走った道を逆に辿っていく。
雨で視界が悪く、
クルマのペースに合わせるだけで精一杯。

天気が良ければ白馬方面のスキー場で
アメリカンバイクのミーティングがあるようなので
そこで１泊していく事も考えていたのだが
ダラダラと松本ＩＣまで走った後で
素直に東京方面へ帰ることにした。

午後７時。
寒さでかなり体力を消耗したが
無事に帰宅し風呂に入りながら旅の余韻を楽しんだ。