目を覚まして外を見る
天気は悪くない。
昨夜、コンビニで買ってきたヨーグルトで
朝食を済ませてチェックアウト。
883に跨りエンジンをかける。
朝食を済ませてチェックアウト。
883に跨りエンジンをかける。
機嫌よく目覚めたエンジンの鼓動が、
「走るぞ」という気持ちを後押しする。
「走るぞ」という気持ちを後押しする。
後からSAに入ってきたスポーツスター1200Sの男性に軽く会釈する。
「883ですか?」という問いかけに
「2002年の883です。今日の橋は横風が強いですね」
などと良くある(?)会話を交わし、
「それではまた」といつ再会するかもわからぬ
相手に曖昧な別れを告げた。
「2002年の883です。今日の橋は横風が強いですね」
などと良くある(?)会話を交わし、
「それではまた」といつ再会するかもわからぬ
相手に曖昧な別れを告げた。
高松市を通過し東讃(トウサンと読む。香川県の東側の事です)地区に入り
右手に雲った空と海を眺めながら
ジャンクションを高松道から高知道に入ると
山岳区間は対向2車線。
時折現れるスペースを除いては
遅いクルマの追い越しや
早い車をパスさせたりペース配分が不可能な為、
若干ストレスになる。
右手に雲った空と海を眺めながら
ジャンクションを高松道から高知道に入ると
山岳区間は対向2車線。
時折現れるスペースを除いては
遅いクルマの追い越しや
早い車をパスさせたりペース配分が不可能な為、
若干ストレスになる。
しばらく走ると、ほんの少し雨が降り出した。
四国の山岳区間を越える場合。
余程の快晴でない限り、高確率で雨に降られる事が多い。
こちらは予めパンツの上に防寒装備として
レインパンツと前天候型のジャケットを装備してある。
四国の山岳区間を越える場合。
余程の快晴でない限り、高確率で雨に降られる事が多い。
こちらは予めパンツの上に防寒装備として
レインパンツと前天候型のジャケットを装備してある。
ふとメーターに目を移すと
走行距離が既に100kmを超過していた。
最寄のSAで給油したいところだが
何故かガソリンスタンドの併設されたSAが存在しない。
走行距離が既に100kmを超過していた。
最寄のSAで給油したいところだが
何故かガソリンスタンドの併設されたSAが存在しない。
結局、最後まで
給油することができぬまま、
終点の須崎ICに到着。
給油することができぬまま、
終点の須崎ICに到着。
この時点で走行距離は
170kmを指している。
170kmを指している。
この辺りのガソリンスタンドは閉まるのが早い。
日も傾きこのまま走りつづけると
確実に山中でガス欠となることは間違いない。
日も傾きこのまま走りつづけると
確実に山中でガス欠となることは間違いない。
過去ビラーゴ250ccで走った際に
ガス欠を経験している事もあり、
若干の遠回りになるが
須崎の市街地に入りガソリンスタンドを探す。
ガス欠を経験している事もあり、
若干の遠回りになるが
須崎の市街地に入りガソリンスタンドを探す。
給油後に国道に戻り
道の駅で休憩。
山に沈む夕日が
何かを癒してくれるような気がした。
道の駅で休憩。
山に沈む夕日が
何かを癒してくれるような気がした。
56号は山間を抜けてゆく峠道で
国道の為に路面状態は良いものの勾配が多い。
国道の為に路面状態は良いものの勾配が多い。
時折現れる休憩所の展望台から見下ろすと
太平洋を臨むことが出来るのは魅力だ。
この道はガードレールを超えると
一気に谷底コースにもかかわらず、制限速度が50km。
一気に谷底コースにもかかわらず、制限速度が50km。
幸いな事に、私は小学生の頃から
幾度も両親のクルマに同乗したり
自分でも何度か走ったことがあるので
ほとんどコースも把握している。
やはり無理をすると危険だが、
天候が悪くなければ快走できる
何の問題もないコースだ。
天候が悪くなければ快走できる
何の問題もないコースだ。
すっかり日が沈んでしまったものの
暗闇の中、ふいに桜の香りを感じる事があり
春の訪れを感じて嬉しくなる。
暗闇の中、ふいに桜の香りを感じる事があり
春の訪れを感じて嬉しくなる。
5速でドコドコと走るのではなく3、4速で、
まるでレシプロ機のエンジンように
バラララ…とパルス感のある鼓動を放ち
コーナーの出口から坂道を加速する。
まるでレシプロ機のエンジンように
バラララ…とパルス感のある鼓動を放ち
コーナーの出口から坂道を加速する。
ライダーがローテクであったり
バイクの状態も過積載気味の為に
攻めの走りこそ出来ないが
飛ばすでもなく、のんびり走るのでもなく
そこそこのペースでワインディングを走り抜けていく。
バイクの状態も過積載気味の為に
攻めの走りこそ出来ないが
飛ばすでもなく、のんびり走るのでもなく
そこそこのペースでワインディングを走り抜けていく。
時折見えるストレートでスロットルを開く。
その振動に不快感はなく、不思議と笑みがこぼれた。
その振動に不快感はなく、不思議と笑みがこぼれた。
また、明日も頼むよ。
閉じたドア越しに呟いた。
夜間は更にペースアップが可能ですが
給油ポイントはありませんので
ガス欠には注意してください。
給油ポイントはありませんので
ガス欠には注意してください。
あぁ、思い出してきた。
もうダメです…(/_;)
もうダメです…(/_;)