とさでいず

愛車DJデミオのカーライフを中心に自転車、バイク、高知のおすすめスポット、写真についてなど色々と書いています

26日 大阪→高知県四万十市

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目を覚まして外を見る
天気は悪くない。


昨夜、コンビニで買ってきたヨーグルトで
朝食を済ませてチェックアウト。
883に跨りエンジンをかける。


機嫌よく目覚めたエンジンの鼓動が、
「走るぞ」という気持ちを後押しする。




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難波付近で給油を済ませて高速道路へ。
大阪~神戸区間は渋滞していたが、
料金所以外はそこそこのペースで抜けて行く。


京橋PAで昼食のカレーを食べ
垂水ジャンクションから明石海峡大橋へとシフト。
天気は悪くないものの
少し風と雲が出てきた。




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神戸淡路鳴門自動車道も半ばに入り
走行距離は100kmを超えた。
横風に煽られながら鳴門海峡を渡る。

香川県の津田の松原SAで走行距離は約160kmほど。
ジュースを飲みながら少し休憩。





イメージ 4後からSAに入ってきたスポーツスター1200Sの男性に軽く会釈する。

「883ですか?」という問いかけに
「2002年の883です。今日の橋は横風が強いですね」
などと良くある(?)会話を交わし、
「それではまた」といつ再会するかもわからぬ
相手に曖昧な別れを告げた。

給油を済ませると、念のために横にバイクを寄せて
レインパンツをジーンズの上に装備し、
少しペースをあげる。



高松市を通過し東讃(トウサンと読む。香川県の東側の事です)地区に入り
右手に雲った空と海を眺めながら
ジャンクションを高松道から高知道に入ると
山岳区間は対向2車線。
時折現れるスペースを除いては
遅いクルマの追い越しや
早い車をパスさせたりペース配分が不可能な為、
若干ストレスになる。

しばらく走ると、ほんの少し雨が降り出した。
四国の山岳区間を越える場合。
余程の快晴でない限り、高確率で雨に降られる事が多い。
こちらは予めパンツの上に防寒装備として
レインパンツと前天候型のジャケットを装備してある。

そのまま気にすることなく
高知道を南下する。

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ふとメーターに目を移すと
走行距離が既に100kmを超過していた。
最寄のSAで給油したいところだが
何故かガソリンスタンドの併設されたSAが存在しない。

山岳区間を抜けると雨が止み
少しずつ晴れ間が見えてきた。





焦っても仕方がないので
南国PAで珍しい「焼きナスアイス」を食べながら地図を開き
高速道路の終点までは
現状の燃費状況なら走りきれることを確認して再度出発した。




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結局、最後まで
給油することができぬまま、
終点の須崎ICに到着。

この時点で走行距離は
170kmを指している。





この辺りのガソリンスタンドは閉まるのが早い。
日も傾きこのまま走りつづけると
確実に山中でガス欠となることは間違いない。


過去ビラーゴ250ccで走った際に
ガス欠を経験している事もあり、
若干の遠回りになるが
須崎の市街地に入りガソリンスタンドを探す。





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給油後に国道に戻り
道の駅で休憩。
山に沈む夕日が
何かを癒してくれるような気がした。





さて、須崎より先は高速道路が開通しておらず
四万十市までの約100kmを
国道56号線で走る事になる。

56号は山間を抜けてゆく峠道で
国道の為に路面状態は良いものの勾配が多い。



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時折現れる休憩所の展望台から見下ろすと
太平洋を臨むことが出来るのは魅力だ。

この道はガードレールを超えると
一気に谷底コースにもかかわらず、制限速度が50km。

ゆっくりと走るクルマもあるが
走り慣れた地元のクルマは
60~80kmで巡航する高速ワインディング区間だ。

尚、このワインディングは
四万十市の手前まで数十キロも延々と続く為、
走りなれてない人間には
休憩なしで走るのは少々厳しい。




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幸いな事に、私は小学生の頃から
幾度も両親のクルマに同乗したり
自分でも何度か走ったことがあるので
ほとんどコースも把握している。

やはり無理をすると危険だが、
天候が悪くなければ快走できる
何の問題もないコースだ。

すっかり日が沈んでしまったものの
暗闇の中、ふいに桜の香りを感じる事があり
春の訪れを感じて嬉しくなる。

地元のクルマにペースをあわせて
スポーツスターのエンジンは軽快に回る。

5速でドコドコと走るのではなく3、4速で、
まるでレシプロ機のエンジンように
バラララ…とパルス感のある鼓動を放ち
コーナーの出口から坂道を加速する。

これほどまでに883のエンジンが
ここのワインディング区間にハマるとは正直驚いた。

ライダーがローテクであったり
バイクの状態も過積載気味の為に
攻めの走りこそ出来ないが
飛ばすでもなく、のんびり走るのでもなく
そこそこのペースでワインディングを走り抜けていく。

時折見えるストレートでスロットルを開く。
その振動に不快感はなく、不思議と笑みがこぼれた。

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8時ごろに四万十市に到着。
エンジンの火を落とすと
キンキンと音を立てて冷えていく。

また、明日も頼むよ。

閉じたドア越しに呟いた。



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本日の走行ルートはこんな感じです。
後半のワインディング区間
なかなかの快走ルート。

夜間は更にペースアップが可能ですが
給油ポイントはありませんので
ガス欠には注意してください。


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本日のお食事。
夕食に食べた家庭料理です。
「おひたし」や「煮つけ」も美味しいですが
特筆すべきは「新鮮な鰹(かつお)の刺身」。
地元のたまり醤油で食べる。
コレ美味すぎ!!

あぁ、思い出してきた。
もうダメです…(/_;)