「Angels Cry」
今更私がレビューする必要のないようなアルバムですね。
クラシック・民俗音楽・ヘヴィメタルを融合させ
独自の世界を構築する事でメタルファンを驚かせた
メロディック・スピード・メタルの雄「ANGRA」。
記念すべき1stアルバムです。
イントロ「UNFINISHED ALLEGRO」
で静かに始まり「CARRY ON」で一気に盛り上がる衝撃。
アンドレ・マトスのハイトーンヴォイスは
最終楽曲の「LASTING CHILD」まで
飽きさせることなく聴かせてくれます。
彼等の代表曲ともいえる
「CARRY ON」「Angels Cry」「EVIL WARNING」は
多くのファンを感動させた事でしょう。
96年頃(アルバムリリースは93年くらい)、このアルバムを友達が
カセットテープにダビングして持ってきてくれた事が
私のヘヴィメタルとの出会いでした。
当時は貧乏学生で
他のアルバムを買うこともできなかったのですが
テープがすりきれるほど聴きました。
ケイト・ブッシュの「WUTHERING HEIGHTS/嵐が丘」も
カヴァーされていい出来です。
カイ・ハンセンとサシャ・ピートも
アルバム制作に関わっていて、
所々で彼等の印象を感じることも出来ます。
ちなみに私は有名な3曲以外に
トラック3の「TIME」、
最終トラック「LASTING CHILD」
が好きです。
出会いから10年経った今、久々にアルバムを聴いてみても
全く色あせる事がない「Angels Cry」は
メタル好きの方にも、これから聴きはじめる方にも、
オススメできるアルバムと言えるでしょう。
ちょっと褒めすぎかな・・・。でも、いいや好きだし。