こんにちは、Hiroです。
2017年2月12日の日曜日、
前日から降雪があったので
山の方がうっすらと雪景色になっていました。
運が良ければ良い景色が取れるかも。
そんな期待を抱きながら、
妻と二人で四万十川の中流から下流域までドライブしてきました。
しかし、雪はほどんど溶けてしまっており、
結果的には期待していたような
雪景色は撮影できませんでした。
とはいえ、
道中で色々な野鳥と遭遇してほっこり癒されましたので、
鳥たちを写真つきで少し紹介してみたいと思います。
ホオジロ
ホオジロ
スズメ目ホオジロ科ホオジロ属
サイズや羽は一見するとスズメのようですが、
顔の模様が特徴的で少し尾羽が長いホオジロさん。
カヤの林のなかで賑やかにさえずっていました。
模様の色が少し淡いので雌だと思います。
撮影機材は「OM-D E-M1」に
「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」+「MC-14テレコン」
を手持ちで使っていますが、
さすがに420mmでは望遠が不足してトリミングしています。
ノントリミングでは上記のような感じでした。
カワセミ
四万十川の透明度の高い水面。
水面近くを注意深く観察していると、
ひときわ美しい色の小鳥を発見。
カワセミ
ブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属
野鳥好きの皆さんに人気のカワセミさんです。
スズメよりも少し大きな17cmくらいの水辺の小鳥で、
美しい水色の背中と黄色いお腹が特徴。
この子は雄のようです。
見分け方は下クチバシの色が黒いのが雄。
赤っぽいのが雌になります。
少し離れたところに行ってしまいました。
トリミングでもここまでが限界です。
カワセミは水面を見下ろせる場所から
小魚などの獲物を狙っていることが多く、
素早く行ったり来たりと独特の動きを見せるので、
注意深く周囲を眺めていると
発見できることが多いです。
ジョウビタキ(雄)
ジョウビタキ(雄)
スズメ目・ツグミ科(ヒタキ科)
分類説によってツグミ科もしくはヒタキ科に分類されるようです。
スズメと同じかやや小さいくらい。
写真のジョウビタキは雄のようです。
胸から腹、尾にかけてはオス、メスとも橙色をしており、
黒褐色の翼に少し白い部分があるのが特徴です。
雌雄の見分け方は頭上が白く、目の周りが黒い個体が雄。
対して雌は淡褐色になっています。
渡りをする小鳥で、日本では冬に飛来します。
平地から低山程度の場所で
明るく開けた林や河原などで見かけることが多いようです。
枝の上だけでなく、
地上に降りていることもあります。
さて、私は杉の花粉症持ちなので、
少し目が痒くなってきた為、
海風の当たる河口付近に移動します。
ジョウビタキ(雌)
河口付近の桜でジョウビタキの雌と出会いました。
先ほどの雄と見比べると頭から背中の色が異なるのが分かります。
目の周りが黒く、精悍な印象の雄にくらべて、
つぶらな瞳が可愛らしい印象ですね。
先ほどの雄に比べて警戒心が低かった為、
トリミングなしでも比較的大きく撮影することができました。
メジロ
メジロ
スズメ目メジロ科メジロ属
ちなみに英語でも「White eye」と呼ばれます。
12cmほどでスズメより小さく、日本の鳥の中では最小種の部類になります。
常緑広葉樹林を好み、北海道や山地では秋冬に暖地や低地に移動するようです。
雑食で虫なども食べますが、梅など花の蜜が好物のようで、
高知の西南地方では椿の花の周りで囀っているのをよく見ます。
緑色の羽で目の縁が白いのが特徴。
メジロはウグイスと共に
春の鳥として親しまれていますが、
メジロは比較的警戒心が緩く近くで見ることができるので、
鳴き声が目立つ割に警戒心が強く姿を見せないウグイスと
よく混同されます。
ちなみにウグイスは灰色でウグイス色なのがメジロ。
ちょっと紛らわしいですね。
野鳥に興味のない方は
メジロをウグイスと思っている方もいるようです。
昨年の初夏に撮影したものではありますが、
本物のウグイスは下の写真です。
警戒心が強く、
木の葉の奥から顔を出すこと稀で、
なかなか撮らせてもらえませんでした。
他にもヒヨドリやトビ、セキレイなど、
たくさんの野鳥に出会えました。
ヒヨドリ
トビ
動画でもまとめてみました。
風景写真が目当てでも、
良い被写体が見つからない時には
少し視点を変えて、
野鳥を探してみるのも面白いですね。
ただ、セキレイやスズメのように
近場まで接近を許してくれる鳥ならともかく、
接近が難しいミサゴなどの猛禽や
警戒心の強い小鳥を撮影するには
35mm換算でせめて600mm程度の画角が欲しくなる事が多いです。
ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROがあれば
画質的に文句なしなのですが、
高価でちょっと手が出ないので、
安価なM.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 で
代用してみようかなと考えています。
また、鳥の種類にくわしくない方には
このような本がポケットに一冊あると便利です。
もっと大きく詳しい本もありますが、
屋外ではコンパクトでリーズナブルな
ポケット図鑑がオススメです。
それでは。