とさでいず

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スーパーカブ90カスタム(HA02)の納車から帰路130km走破

 

SuperCub90カスタム(HA02)E-M1 + M.ZD 12-40mm F2.8 PRO) ISO500 40mm F6.3 1/80s

SuperCub90 Custom(HA02)E-M1 + M.ZD 12-40mm F2.8 PRO) ISO500 40mm F6.3 1/80s

こんにちは、Hiroです。

9月25日にジェベル200を手放し、スーパーカブ90カスタムに乗り換えました。

自宅から130kmほど離れた愛媛県八幡浜のショップですので、納車はジェベルでショップに向かって帰りはカブ90で帰ってくるという、ちょっとしたツーリングとなりました。

 

実際に購入したスーパーカブ90カスタムについて 

SuperCub90 Custom(HA02)E-M1 + M.ZD 12-40mm F2.8 PRO) ISO100 20mm F5 1/8000s

購入したスーパーカブ90カスタムは型番から調べてみたところ、95年式と思われます。

走行距離は22,500キロ。ワンオーナー。

高齢の女性が乗っていたらしく、市内での移動が中心でエンジンは無理な回し方はしていないだろうとのこと。

錆び付いていたマフラーは比較的最近に新しいものに交換されていました。

 

流石に20年近く前のモデルで、ショップも遠いので保証は無いのですが、少しおまけしてもらい乗り出し自賠責込みで10万円代です。

スーパーカブらしいデザインの丸ライトモデルは変にプレミア価格ですが、四角ライトのカスタムは不人気らしく少し相場が下がっています。

 

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スーパーカブ90 カスタム(メーター)

ただ、この世代のカブでセル付きで、メーター内に燃料計があるのはカスタムのグレードのみ。ハンドル径が22ミリでバーハンに変更したくなった時にもスイッチ類を流用できるなどメリットもあり、個人的には悪くないと感じています。

デメリットは全体的に丸いスーパーカブと違い、カスタムは直線的なデザインで外装やキャリアのステーなど形状が異なり、そのまま流用ができないものもあります。

また、メーターに燃料計が付いたことで、燃料コックがON、OFFの2系統となっておりリザーブがありません。タンク容量は変わらないので航続距離に差があるわけではないのですが、田舎や山間部を走る際には予備の燃料が欲しくなります。

まあ、1Lで40km〜50kmは走行できますので、予備と言っても750mL〜1L程度の携行缶があれば、完全にガス欠状態でも25km程度は走れるはずで、北海道の一部エリアでもない限り特に問題はないはずです。

 

何かあってもシンプルな構造で、故障箇所が電装系でなければ自分でできる範囲も広く、パーツも豊富で価格も安く入手できるので良いでしょう。

 

納車後にハンドルが右に取られる症状があったので、一度店舗に戻って少し調整してもらいました。

気になる部分はフロントショックから少しオイルのにじみがある事。リアショックが柔らか過ぎるくらいでしょうか。 

 

スーパーカブ90カスタム(HA02)スペック

Super Cub 90 Custom
型式:BC-HA02
全長 (mm):1840
全幅 (mm):660
全高 (mm):1035
ホイールベース (mm):1175
最低地上高(mm):135
シート高 (mm):735
乾燥重量 (kg):84
車両重量 (kg):88
最小回転半径(m):1.8
乗車定員(名):2
燃料消費率(1)(km/L)60.0
測定基準(1)60km/h走行時
原動機型式:HA02E
原動機種類:4ストローク
気筒数:1
冷却方式:空冷
排気量 (cc):85
カム・バルブ駆動方式:OHC(SOHC)

最高出力(kW):5.1
最高出力(PS):7
最高出力回転数(rpm):7000
最大トルク(N・m):7.7
最大トルク(kgf・m):0.79
最大トルク回転数(rpm):5500
燃料タンク容量 (L):4
燃料(種類):レギュラーガソリン
満タン時航続距離(概算・参考値):240.0
点火プラグ標準搭載・型式:CR6HSA
点火プラグ必要本数・合計:1
搭載バッテリー・型式:YTX4L-BS
エンジンオイル容量※全容量 (L):0.8
エンジンオイル量(オイル交換時) (L):0.6
推奨エンジンオイル(SAE粘度)10W-30
クラッチ形式:湿式・多板
変速機形式:リターン式・3段変速
タイヤ(前):2.50-17(後):2.50-17
ホイールリム幅:1.4
ヘッドライト:35W/30W(PH7)


 

 

 

帰路の130kmショートツーリングでスーパーカブ90の車体レビュー 

 八幡浜市から四万十市までの130kmコースです。

実際に走ったコースは八幡浜より西予、宇和島、宿毛と走行しています。

 

このコースはのんびりと海を見ながら走ることができるので、本当に気持ちが良いです。

 

スーパーカブ90の振動について 

一部のサイトのレビューではスーパーカブ90は「50km/hを超えると、エンジンの振動が酷すぎて怖い」「エンジンが分解しそう」といった意見も見られますが、リジットマウント時代のスポーツスターや古いツインのクルーザーで高速道路で巡航した経験がある方なら、エンジンの振動に関しては特に問題ないレベルと感じました。

 

スーパーカブ90の乗り心地のついて

「1時間も走ると尻が痛くなる」などとと言われることもありますが、90年代の同年代のスポーツスター(XLH)などで、サドルシートや薄手のコブラシートなどで高速道路を走っている時に比べると、尻の痛みも振動も全然かわいいものです。

ちなみに尻の痛みに関してはジェベル200の方が痛くなる気がします。

まあ、オフ車はスタンディングも可能で、ポジションの自由度が高くエンジンにゆとりがあるので、一概にはいえない部分ではあるのですが。

 

スーパーカブ90の走行性能について

スピードは60km/hで巡航は問題なく可能ですが、70km/hほどで流れている様ななバイパスでは流れについていくのでやっとです。

85ccで4st単気筒エンジンは2st全盛期の頃の50ccと大差なく、低速のトルクはあるもののパワーには余裕はなく、斜度の強い登り坂では一度失速すると60km/hに戻すのに苦労しますので、50ccの原付同様に後続車がいる場合は譲った方が疲れません。

古くなったノーマルサスペンションは腰がなく、アスファルトに凹凸が多いハイペースで流れる道路では振動とサスペンションのお釣りが酷く、車体が波打つ様に振られるので多少チューニングしないとやや厳しいかも知れません。

抜きたい車は抜かせて、素直に法定速度巡航の方が気が楽です。

 

フロントサスの形状などもあって、ハンドリングには少しクセがありますが、市街地などの小回りは当然ながら、峠のようなワインディングでは意外とよく曲がります。

フロントブレーキは本当にプアなので、スポーツバイクの様にフロントブレーキ荷重でとなると苦労することになります。

発想を変えて、スポーツスターなどのスポーティーなアメリカンモデルと同様にリア重視でコントロールすると素直で乗りやすくなると感じました。

アベレージスピードを上げたいなら、まずは落ち着きのないサスペンションをなんとかして、ブレーキ強化とフロントスプロケットを15→16化くらいすれば、峠などで車を追走する程度は何とかなる気がします。

とはいえ、このエンジンとギアレシオで気持ちの良い巡航速度は40km/h〜50km/h付近なので、バイパスよりも県道などをのんびり流す方が楽しいですね。

非常に軽量で自転車並みに小回りが効くので、山間の狭路や村落の撮影などでは気兼ねなく入っていくことができるのは強みです。

 

スーパーカブ90の燃費性能について

 カタログ燃費は60km/Lとなっています。4Lの燃料タンクで240kmの走行が可能という計算ですが、実燃費では45〜55km/Lです。

昔ならともかく、現代はインジェクションでフューエルカットが可能やリーンバーンが可能になり、小排気量車の燃費もよくなっていることから、現行モデルと並べると特に良くはないと言った印象ですね。

満タン給油で走行できる距離は170km〜200kmとなりますので、航続距離は1200ccのスポーツスターにピーナツタンク(8L)と大差ない感じです。

車体は軽いので、過積載でなけれ3kmくらいなら、ガソリンスタンドまで押して歩くことも可能ですが、最悪は携行缶があればそれだけ持って往復できるので安心です。

一応、日本一周時に購入した携行缶を持っているので、ロングツーリング時には持っていこうと思います。

携行缶はシンプルな下の様にシンプルで安いものから、少し高価ですがハーレー乗りなども良く利用するホルダー付きの物まで色々です。

旅用ならドレスアップを兼ねて後者かなと思います。

スポーツスターの頃は使っている方も多かったです。