とさでいず

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デミオ(DJ)ディーゼルのDPF再生のまとめ

こんにちは、Hiroです

 

「デミオ、DPF再生」で検索して見に来てくれている方も多いので、
これまでのDPF再生の記事をまとめてみました。

 

 

なお、うちのデミオは2016年特別仕様車の
1.5Lクリーンディーゼルターボモデル(XD系)で、
トランスミッションは6MTとなっています。
走行条件やトランスミッションの差(AT)で多少の差は発生しますので、
あくまで参考としてごらんください。

 

 

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OLYMPUS OM-D E-M1 
+M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO+MC-14
210mm F8 1/400 iso640

 

 

 

 

 

DPF再生って?

最近のディーゼルエンジンは環境基準に適応するため、
加速時など排気ガスに
PM (Particulate Matter: 粒子状物質) が多く発生してしまう際、
それをフィルターで除去して、
常時クリーンな排気ガスとなるようになっています。

 

マツダのクリーンディゼルも
たくさん走行してフィルターが汚れてくると、
フィルターが本来の役目をはたせなくなりますので、
車体はセンサーでフィルターの汚れを検知し、
一定の基準を超えるとフィルターを高温状態に保ち、
PMを燃焼させてフィルターを綺麗に戻す作業を行います。

この工程をDPF再生と呼びます。

 

DPF再生の詳細や発生の見分け方など、
詳しくはこちらの記事もどうぞ。

 

www.tosa-days.net

 

 

 

 

DPF再生の発生距離

下記の表は半年間で3000kmほど実際に走行して、

DPF再生時の走行距離をまとめたものです。

4月から8月で12回ほど発生しています。

 

 

 

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※距離はDPF再生の発生から距離の確認まで、
停車して記録を取れる場所に移動するまでタイムラグがあり、
PM除去中に数キロの走行があるため、
前回からの距離は10〜20km程度は誤差があります。

 

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私のデミオの場合、
平均237kmのスパンで発生しています。



 

もちろん短距離の通勤などでの使用で、
ストップ&ゴーの多い市街地での走行が中止の場合、
発進加速時にPMの発生が特に多くなり、
その影響が大きく現れます。

 

逆に国道を60km/hで巡行するような使い方であれば、
発生スパンも長くなります。

イメージとしては、
急発進、急加速など燃費が悪くなるような運転は
排気中にPMが多く発生し、
フィルターに汚れが早く蓄積されます。

 

 

 

 

 

DPF再生時の燃費について

DPF再生にはいくつか種類がありますが、
マツダのクリーンディーゼルは
連続再生方式とよばれる方式を使用しています。

連続再生方式は強制的に燃料を吹いて、
フィルターを高温状態に保ち、
付着したスス(PM)を焼きフィルターを綺麗にしてあげよう。
というのが連続再生方式の考え方になります。

 

 

実際にデミオがDPF再生を行う場合、
フィルターを高温状態にして保つため、
燃料を噴射し、
通常走行よりも多くの燃料を消費することになります。

 

 詳しく知りたい方はこちらもどうぞ。

ディーゼル微粒子捕集フィルター - Wikipedia

 

 

まあ、よくわからない方は
「走る以外にも燃料を使っているから燃費が悪くなる。」
と考えていただければ問題はありません。

 

ちなみにどのくらいの差があるかと言いますと、
あくまで一例ではありますが、
計器上の瞬間燃費でこのくらいの差がでます。

 

巡行燃費(法定速度)

通常時:20〜35km/Lくらい
DPF再生時:15km/Lくらい

 

加速時

通常時:12〜20km/L
DPF再生時:6〜10km/Lくらい

 

アクセルオフ(空走・フューエルカット)

通常時:60km/L
DPF再生時:30〜50km/Lくらい

 

数値にしてみると相当悪くなりますが、
適度に負荷をかけて10km〜20kmの走行。
時間にして10〜20分くらいもあれば終わりますので、
1給油に対する燃費の低下で考えると
それほど深刻なものではありません。

 

田舎暮らしなら、
DPF再生込みでも
下のデータくらいの燃費はでます。

 

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モーターのアシストで、
燃料消費の大きな発進加速時の燃料をカットし、
全体的な燃費を向上させるハイブリッド車と違い。

あくまで内燃機関のディーゼルエンジンは
燃費マネジメントはこれまでのガソリン車と共通です。

ただし、 MT車の場合、
ノッキングするギリギリまで低回転で走ると、
PMの発生が多くなりますし、
エンジンにも良くないので、
適切な回転で走ることが、
結果的に燃費がよい運転となるはずです。

 

また、数キロの通勤や買い物のみの使用など、
普段は短距離走行しか走行しないユーザーは
エンジンの暖気が終了してDPF再生が発生しても、
完全にPM除去が終了する前に
エンジンを切っていまう傾向があります。

そうなると次にクルマに乗る際にも
エンジン暖気、暖気後に再度PM除去を始めたものの
目的地到着でまたエンジンオフ。
といったサイクルにおちいり、
燃費の悪い状態を延々繰り返すことになり、
あまり長引くと警告灯が点灯して、
ディーラーで手動再生をおこなうことになります。

 

クリーンディーゼルモデルは
通勤でも片道10キロ以上など、
まとまった距離を走る方や
趣味としてドライブを楽しめる方なら良いのクルマだと思います。


しかし、原付や軽自動車のように
近所だけしか走らない足車として使用するなら、
加速などはクラスを超えた走りを楽しめる反面、
少々コストパフォーマンスの悪い車種と言えるかもしれません。

 

もし、あなたがこれからマツダに限らず
「クリーンディーゼルエンジン」搭載のクルマを購入しようと検討している方は
そのあたりも考慮して車体のを選択することをお勧めします。

 

それでは。