とさでいず

愛車DJデミオのカーライフを中心に自転車、バイク、高知のおすすめスポット、写真についてなど色々と書いています

1ヶ月ぶりの始動

10月21日
連休の2日目。
午前中の雨も止み、午後3時を回った頃だったか、
約1ヶ月ぶりにジェベルのカバーを外した。

オートバイに対する気持ちが冷めたわけではないが、
体力の増強と節約を考えると、
どうしてもクロスバイクでのツーリングやポタリングが中心になってしまっている。

連休があると、少しツーリングに行こうと考えるものの
天気や用事を理由にしては出発を中止する。

理由とは言っても、自分に都合の良い言い訳に過ぎないことは、
私自身が一番良く分かっている。



空を見上げる。
雲は厚く空を覆い、重苦しい色はどことなく自身の心を映す鏡のようだ。
あの旅の空の下では、こんな曇り空も楽しめたのではなかったか?

ゴアテックスのツーリングジャケットに袖を通して、ヘルメットを被ると、
チョークレバーを引いてスタータースイッチを押す。
弱々しく回るセルモーターの音。

思えば、9月18日にメーターを修理してから、
一度もエンジンをかけていなかった。



2、3度のクランキングでネムそうに目覚めたエンジンが、
暖機とともに本来の音に戻ってゆく。

心のスイッチが切り替わり、安心感のような気持ちが生まれる。
そうそう、これだ。

高知市北部の山間部にハンドルを向ける。

市街地から30分も走れば、山道と渓流を眺めて走れる。
白木谷を抜けて鏡ダムの上流で沈下橋をみつけた。
思いつくままに側道を下っていく。

写真を撮ろうと沈下橋ジェベルを止め、
リアボックスからカメラを取り出し、
電源スイッチを入れようと・・・。


ん、既に電源がONになっている。
バッテリーは完全放電しており、
LEDのチェックランプすら点灯しない。

まあ、こんなこともあるさ。

ジャケットの胸ポケットから携帯電話を取り出して、
カメラを起動しシャッターを切る。





イメージ 1

晴天なら、そこそこに撮れる携帯カメラも曇天では微妙だ。

そんなこんなで山間を2時間程度。
約60キロほど走って市街地に戻った。

何かが変わったわけでもない。
ただ、次の連休にはジェベルでどこかに行こう。
アパートの駐車場に戻る頃には、
そんな風に思っている私がいた。