とさでいず

愛車DJデミオのカーライフを中心に自転車、バイク、高知のおすすめスポット、写真についてなど色々と書いています

田舎にあるしがらみ?

高知への引っ越しが終了した後、
買い物などの移動伴う場合には、
2日前に納車された軽四テリオスキッドジェベルがメイン。

883(スポーツスター)は実家のガレージに預けており、
たまにバッテリーの充電だけ行っているものの、
1ヶ月ほど全く乗れていません。

家長で厳格な祖父はバイクが好きではなく、
実家に戻る都度、
「冬の間は乗らずに置いておけ」
「ずっとここに(乗らずに)保管しておけばいいだろう」
「クルマと大型バイクを持つなんて道楽は贅沢だ」
「クルマがあるなら、バイクはもう乗る必要がないだろう」
「処分してしまえ」
etc.
と言われるようになっています。

地元に戻った以上、実家を訪ねる機会は多く
東京にいた時のように簡単に無視することもできません。

父は死去しており、親族にもバイク好きはいない事。
また、私が地元に暮らしていたのは小学校低学年のことで、
現在では誰も友人がいない事から、
バイクの話題になった場合には味方は皆無となり、
「バイク道楽禁止」に異を唱えるのは自分だけという
多勢に無勢の状態も辛いところです。




また、村社会の世間体というやつで
外車は暴走族イメージは少ないようですが、
未だに高級車(特にハーレーは高価)というイメージが強く、
社長のクルマがマーク2(トヨタ)なのに新入社員がベンツに乗っているのが面白くない。
みたいな偏見をうける事があるとか・・・。

昔ながらの「ハーレー」=「金持ちがステータスで乗るバイク」というイメージも根強いらしく、
現在の私のような社会的な信用(地位や収入)のない人間が乗る場合、
「若造が調子に乗っている」と見られやすいと言う意見もあるようです。
近所では好評ですが(笑)



「ルックス」はもちろん、
「ライディングが心地よい&気持ちの良い旅ができる」、
「楽しい」「ストレスの解消になる」「自分らしさ」、
という事から乗ってきたスポーツスターですが、
逆に心理的なストレスの原因となり、
このままガレージで朽ちさせてしまうくらいなら、
処分した方が良いかも知れないとも思っています。

自分で家(親族)の人間関係に加わることを納得して
高知県帰化したのだから、
それなりの覚悟やケジメは必要です。


また、自由度が高くストレスの少ない旅が
バイクの良さでもあり、
所有することでそれ以上のストレスばかりを背負い込むなら
維持するメリットは少ないように感じますし、
乗るたびに文句を言われるなら、
乗ること自体が少なくなってしまうでしょう。


幸いなことに、この数年で「バイクに乗ること」が趣味というよりも
「バイクで旅を楽しむこと」が趣味にシフトしつつあり、
「ハーレー・スポーツスターに乗ること」には
別に大きな意味がなくなってきてます。

より快適により遠くに移動し、
撮影や現地での交友を楽しめることを求め、
一時はBMWのF650GSに乗換えを考えたくらいですから、
スポーツスターに乗っていなければならない
という理由はありません。


色々と考えていると、
「こうやってオートバイを降りた人も多いだろうな」
と感じます。

ときどき耳にする
「バイクは卒業」
という言葉は、
好きでありながら降りてしまった事への
その人なりの負け惜しみかも知れませんね。



とりあえずはどうするか。

すぐにバイクを降りるつもりはないのですが、
地元に帰って早々に、親族を敵に回すのは得策ではない事は承知しています。

まず、ジェベルスポーツスターの選択であれば、
世間的にも金銭面でもジェベルを残すことは必定。
※ステータスやブランドは関係ないですし、
快適巡航速度もあまり変わらない。、
ジェベルも本当に楽しいですから
これといった妥協はありません。

スポーツスターのETCをジェベルに移設。
祖父の意見を受け入れたという
「見せしめ」としてスポーツスターを売却。

カスタムの楽しみは余裕ができたら
スーパーカブを増車して・・・といった感じでしょうか。
カブを贅沢とは言わないでしょうから(笑)

後は実家のガレージからアパートへスポーツスターを移動するために
ガレージの開錠を頼まなければいけませんが、
「祖父に言われた通り、分不相応な大きなバイクは処分する」といえば、
文句は言われないでしょう。


都市部に住む方や個人主義の方に言わせると、
他人の意見など「くだらない」と言えるでしょうが、
現状では『郷に入れば郷に従え 』も必要かと思います。

しばらくは出来なくなるであろう
長旅も日本一周でほぼ完遂した事ですし、
今は我を通す時期ではない。
それができる立場になれば、
また始めればよい事ですから・・・。