とさでいず

愛車DJデミオのカーライフを中心に自転車、バイク、高知のおすすめスポット、写真についてなど色々と書いています

檜原・秋川 滝めぐりツーリング1

ライダーたちはツーリングとなると
何点かの休憩スポットと目的地以外は目もくれず、
走ることばかりが中心になりがちである。

多くのライダーにとってツーリングは
「バイクに乗りたい」だけであり、
目的地や食べ物は「走る口実」に過ぎないのかもしれない。

そう、例えば都心から最も近く、
走り屋たちにも親しまれた奥多摩
そういったスポットに選ばれ易い場所である。


誰かと連れ立って奥多摩ツーリングに出かけると
檜原街道か奥多摩街道を疾走、
奥多摩周遊道を走って都民の森か月夜見駐車場で休憩。
しばしの歓談の後、人気の蕎麦屋かラーメン屋へ入り。
後は流れ解散となる。

何故だか決まって、そういう流れが出来上がっている。

都内とは思えぬほどの名勝や
見ごたえのあるスポットが多く存在するのに
なんと勿体無い事か・・・。

旅好きのライダーである私としては
そう感じて止まないのだが
ライダーのなかではマイノリティーなのであろう。


さて、前置きが長くなってしまったが、
5月27日の平日休みに少し時間ができた事であるし、
近場を少し走ってみようと考えた。

家庭、仕事の都合などもあり、
そう遠くない将来に東京を去る事もありえると感じ始めた昨今、
走りなれた檜原、奥多摩を見直してみようと思ったのだ。


自宅を出発したのは午前10時過ぎ。
ツーリングとしては随分と遅いスタートである。

国道20号から五日市街道へとつなぎ、
そこから檜原街道へと入る。

街道は秋川渓谷を眺めながら奥多摩周遊道路へと
走り抜けるのが、八王子方面を基点とした場合の
いつものパターンである。


しかし、今回は奥多摩方面へ抜けず、
秋川渓谷と周遊道の手前に位置する秋川渓谷
檜原エリアを時間をかけて周ってみたい。







イメージ 1
檜原街道を鋸山林道へ抜ける途中にあるのが、
東京都指定天然記念物の『神戸岩』。
「こうべ」ではなく「かのと」と読む。



イメージ 2
御嶽神社の入り口の意味を持つ岩である。

学術上貴重な岩。
ということで「渓谷にある普通に大きな岩かな?」と、
あまり期待していなかったのだが
良い方で期待を裏切られた。




イメージ 3
手前には古い橋や素掘りのトンネルもあり、
ちょっとした冒険心を掻き立てられる雰囲気!?


イメージ 4
接地されている梯子を使い奥に入っていくと、
少し薄暗いが左右を100メートルの絶壁に囲まれた
渓谷を散策できる。

写真の右手が歩道だが道幅は狭くなっていて、
岩の上という事もあり、濡れている部分はとても滑りやすい。
右に接地された鎖を利用して1人ずつ歩く方が良いだろう。



イメージ 5
足元に気をつけて歩いて行くと
谷の奥には小さな祠が祀ってある。



イメージ 6

渓谷の中から見上げると、
なかなかの迫力だ。



イメージ 7
ここは「滝」とは謳われていないが
写真のようにいくつもの小さな滝があり、
夏には谷を吹き抜ける風と共に
涼を楽しむ事もできるだろう。


イメージ 8

途中の開けた場所には小さな花が咲いていた。




さて、次は昼食を取った後で
日本の滝百選の1つ「払沢の滝」を目指す事にしよう。