とさでいず

愛車DJデミオのカーライフを中心に自転車、バイク、高知のおすすめスポット、写真についてなど色々と書いています

春の足音を求めて -3-

時折、のぞく青空に悦びを隠せないように
加速するオートバイに身をまかせ
シーサイドのなだらかなコーナーを抜けていく。
左手に輝く白浜の海が美しい。

白浜を抜け下田港を左折。
少し狭い道をしばらく走ると
目的の岬に到着する。

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有料駐車場で100円を払って、
灯台の見える場所にオートバイを止めた。
海風に乗って何ともいえない香りが運ばれてくる。



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「爪木崎」水仙の群生地であるこの岬は
12月から2月にかけて、一面に水仙が咲き乱れ。
辺りは水仙の香りに包まれる。

匂い立つ白い水仙の花が、
海からの暖かな風に揺れる。
こんなにたくさんの水仙を目の前にしたのは初めてで
その香りと雰囲気に圧倒された。



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水仙」 欧米ではナルシスと呼ばれる。
学名は「Narcissus tazetta var. chinrnsis」
その名は神話に登場し、水鏡に映った自らの姿に恋をしてしまい
鏡を見ながら衰弱死する美少年ナルキッソスの名からきたものだ。

花言葉は「うぬぼれ・我欲・自己愛・神秘」。

偶然、それとも必然なのか?
誰かに「自戒するように」と注意されたような気分がした。
だが、そんなに悪い気はしなかったのは何故なのか。



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遊歩道から高台に登って
辺りを見下ろすと
透き通った海と青いが
どこまでも広がっていた。