とさでいず

愛車DJデミオのカーライフを中心に自転車、バイク、高知のおすすめスポット、写真についてなど色々と書いています

久しぶりに描いたもの

タツに入ってコーヒーを飲みながら
何気なく雑誌をペラペラとめくっているときの事。

ふと視線を横に流すと、
台の上にあったコピー用紙と、
すみに転がっているシャープペンシルが目に付いた。

適当な写真を手に取り、
参考にしながら
コピー用紙に愛車883を
シャープペンシルで書いていく。

元々絵の才能など持ち合わせていないので
想像だけで書いていくことなど出来はしない。

デッサン力を補うために写真を資料に使い
適当なシルエットを取ると
徐々に書き込んでいく。

1回のラインで上手くパースがつかなければ
何本も線を書き足して、それらしくごまかす。

そういえば、私が美術を専攻していた時の講師は
線は出来るだけ1回で書くように
空間(パース)を把握し構図を決め
全体のアタリを描いてから
陰影を掴んで書き入れ
細部は最後にするようにと
口をすっぱくして言っていたっけ…。

結局、私は授業中に
最後まで周囲を納得させるレベルの
絵を書くことが出来なかった。

その頃からか、他人の評価を気にして
絵を書くことが嫌になり、
10年近く(正確には8年くらい)書く事を避けていたものの
最近になって久々に描いてみようかと思うようになったのは
一体何故なんだろう。

そんなことを考えていると
小学校の頃、祖父に買ってもらった画板を片手に
あちこち走り回っていた
幼少の私が頭の隅をかすめていった。

イメージ 1

描くことを純粋に楽しんでいた頃
書くことが楽しいと思ったときが確かにあったのだ。

パースが狂って、
決して上手いとは言えない
自分の絵を見ながら
ほんの少し嬉しくなった。



画材&手法:
コピー用紙にシャープペンシルで下絵。
スキャナーでPCに取り込みレタッチソフトを使い
マウスで適当に着色(ブラシは透明水彩モード)。