こんにちは、Hiroです。
前回までのあらすじ。
高知県南国市で原付スクーターを譲ってもらい、
四万十市まで自走することになりました。
古くなっていたタイヤを高知市で交換し、
高知市を出発。
ルートは国道56号を使わず、
ツーリングを兼ねて海沿いを走ることにしました。
浦ノ内湾の静かな道も悪くない
高知市から県道14号を西に走り、
宇佐町までたどり着きました。
宇佐町から須崎市に抜ける海辺のルートは
高知の甲子園常連校でもある明徳義塾のある
土佐湾側の横浪スカイライン(県道47号)も良いのですが、
のんびり走りたい時には
静かな浦ノ内湾の方から県道23号を走るのもお勧めです。
道中、道幅が狭い場所もあるので、
クルマで走るのには微妙な道ではあるのですが、
バイクや自転車の場合、
穏やかな内海を眺めながら走ることはできる
県道23号線も悪くはないですよ。
原付ツーリングもいいもんだ pic.twitter.com/xw0m3duRht
— Hiro (@hiro_rider) 2017年3月12日
今の季節であれば、
道中に何箇所も良心市があり、
採れたての柑橘類をお土産に購入することもできます。
バイクに乗ったのは6年ぶり。
原付スクーターにいたっては10年ぶりくらい。
さすがに少しお尻が痛くなったので、
途中の漁村で一休み。
見事な河津桜も咲いていて、
花を眺めながら、
15分くらい缶コーヒーを飲みながら休憩しました。
キャンプ用のシングルバーナーと
コーヒーセットを持って来ればよかったかな?
ゆるキャラ「しんじょうくん」の地元(聖地?)に到着
のんびりと海沿いの道を走って、
須崎市に到着しました。
須崎市といえば、
#須崎 pic.twitter.com/4T4NVUjZdY
— Hiro (@hiro_rider) 2017年3月12日
やっぱり「しんじょうくん」ですね。
駅前の原町商店街でしんじょうくんの看板を発見。
なんか良いね pic.twitter.com/mHw6vFhuKC
— Hiro (@hiro_rider) 2017年3月12日
少し移動したところにある
高橋精肉店のシャッターペイント。
結構有名らしいです。
作者はイラストレーターの「フルヤコウセイさん」。
製作過程はこちらのブログに詳しく掲載されています。
「川端シンボルロード」の桜もきれいに咲いていました。
難所の峠越え「久礼坂・七子峠」
さて、気を取り直して出発です。
須崎市から先は素直に国道56号線を走ります。
峠越え前に久礼で念のため給油。レギュラー1.5Lだけどね pic.twitter.com/JDOMHU303e
— Hiro (@hiro_rider) 2017年3月12日
燃料計の残量はまだ半分ほどありましたが、
ジョルノの燃料タンクは4.2Lしかありません。
ここから先はガソリンスタンドが少ないため
給油しておきました。
初めての車体の場合、
燃料計の信頼性や燃費特性もわからない為、
早めの給油がオススメです。
高知での給油後の走行距離は「59.1km」。
給油量「1.52L(201円)。
走行燃費は「38.9km/L」でした。
当時のカタログに記載された燃費は48.6km/Lですが、
これは30km/Lの定地走行燃費なので、
走行コースやスロットル開度で大幅に増減する為、
あまり参考になりません。
難所のひとつ久礼坂。2stで良かった🛵 pic.twitter.com/5KBUgJvO0Y
— Hiro (@hiro_rider) 2017年3月12日
最近の4ストロークエンジンの50ccスクーターと違って、
2ストロークエンジンのジョルノは
燃費が犠牲になる分、
トルクもパワーも余裕があるので、
峠の登り走行に
それほど不安はありませんでした。
同じホンダの原付スクーターでも
スペックを比べるとこれだけの差があります。
ジョルノ(1996年発売モデル)
2ストローク単気筒エンジン(49cc)
車両重量(kg)69/乾燥重量64
最高出力 (PS/rpm)5.6/6,500
最大トルク (kgm/rpm)0.68/5,500
30km/Lの定地走行燃費48.6km/L
TODAY(2007年発売モデル)
4ストローク単気筒エンジン(49cc)
車両重量(kg)79/乾燥重量不明
最高出力(PS/rpm)3.8/8,250
最大トルク((kgm/rpm)0.38/7,000
30km/Lの定地走行燃費73.0km/L
燃費が半分になることを除けば
10kgほど軽く、パワーが約2馬力、トルクが約2倍。
車で例えるとターボエンジンと
自然吸気(NA)エンジンくらい差があります。
登りで加速の違いが出るのは当然ですね。
#高知 七子峠 pic.twitter.com/oKSbqBOusA
— Hiro (@hiro_rider) 2017年3月12日
続いて七子峠を越えていきます。
この峠を越えれば四万十町(旧窪川)で、
残りの難所は窪川(くぼかわ)から
土佐佐賀(とささが)方面にぬける
片坂という峠のみです。
とはいえ、片坂は窪川からなら下りとなる為、
怖いのは4輪との速度差のみとなります。
ホワイトデーのお返しにお菓子を購入ついでに水車亭で休憩中。国道の電光掲示板の気温は11度。さすがに日没後の山道は冷えるなぁ pic.twitter.com/5fBGGLmxZY
— Hiro (@hiro_rider) 2017年3月12日
窪川のお菓子屋さん「水車亭(みずぐるまや)」で、
妻にホワイトデーのお菓子を購入。
ここの塩ケンピは美味しいですよ。
また、ハネ品のケンピをキロ単位で袋に入れて
リーズナブルな価格で販売しているので、
そちらは自分用に購入しました。
ついでに無料のお茶を飲んで体力を回復して出発します。
土佐佐賀の幡多十景「鹿島ヶ浦」
やっと海に出た! #黒潮町 pic.twitter.com/lp3ZdPbbFZ
— Hiro (@hiro_rider) 2017年3月12日
無事に片坂を越えて土佐佐賀の海に出ることができました。
月明かりが海を照らしていて幻想的な風景です。
頭の中で映画 『ティファニーで朝食を』の
ムーンリバーのメロディが流れてきませんか?
ここは幡多十景のひとつ「鹿島ヶ浦」。
無事に四万十市に到着、燃費も上々
四万十市着いた pic.twitter.com/gq45bNIi81
— Hiro (@hiro_rider) 2017年3月12日
その後は国道をのんびりと走り、
四万十市の中村まで走りきりました。
中村に帰着。思ったより燃費も良かったな pic.twitter.com/hLCkqyQfrQ
— Hiro (@hiro_rider) 2017年3月12日
給油後の走行距離は「68.9km」。
給油量「1.74L(230円)。
走行燃費は「39.6km/L」でした。
2ストロークエンジンのスクーターは燃費が悪いと言われますが、
余裕を持った走行を心がければ、
それほど悪くない印象です。
100km以上の距離を原付で走るというと、
ちょっとした冒険のように感じる方も多いようです。
しかし、日常的にロードバイクなどで
100km越えのツーリングもしていたせいか、
個人的には楽に走りきることができました。
新たな愛車となった原付スクーター「ジョルノ」。
通勤やツーリングでの活躍が期待されます。
それでは。