こんにちは、Hiroです。
前回までのあらすじ。
2016年の大晦日。
午前中に盛岡城跡公園を散策。
景色と野鳥を楽しんだ後、
駅前のオリックスレンタカーで
フィットハイブリッドを借りました。
妻の実家へのご挨拶は夕方ということですし、
予約していた宿もチェックインは15時からとなっています。
とりあえずフィットで盛岡市内の高松の池に行ってみることにしました。
たくさんの鳥たちで賑わう高松の池
駅からクルマを15分ほど走らせると、
高松の池に到着します。
私たち夫婦も15分ほどで到着の予定でした。
しかし、国道4号線から曲がる交差点を1本間違ってしまい、
フィットに添え付けされていたカーナビに頼ってみたところ、
リルート機能が高松の池の裏手にある細い道を検索してしまいました。
裏道は住宅街を抜ける
クルマが1台ギリギリで走れるような道だったので、
レンタカーでの走行は少々気を使いました。
レンタカーの場合、
ボディに小さな傷をつけただけでも
営業補償の支払いが必要になることもありますので、
狭路の走行は気を付けましょう。
自分の運転技術ではいけるかどうか迷った時には
素直に別のルートを選択することも大切です。
高松の池は盛岡城築城の始まった江戸時代、
慶長年間から寛永年間に治水のために作られた堤防が元になっています。
白鳥の飛来地としても知られており、
1月のピーク時には200羽を超える白鳥が飛来するようです。
白鳥はこの地で4月ごろまで越冬し、
春に旅立っていきます。
昭和の後期に餌付けをおこなったことで、
飛来する個体は増えているものの、
近年では鳥インフルエンザの被害も聞くことがあります。
2016年も白鳥が1羽亡くなっていたこともあり、
注意書きが掲示されていました。
高松の池は周囲をぐるっと一周できる
約1.4キロの遊歩道が整備されています。
私たちも のんびりと散歩を楽しむことにしました。
歩いていると越冬中のハクチョウの群に出会いました(笑)
全身をシートに包まって暖かそうです。
もちろん、本物のハクチョウも泳いでいます。
なぜか内陸部の池に1羽のカモメが。
鴨とオシドリのオス。
オシドリのオスはオシャレですね。
可愛らしい水鳥たちに混じって、
ちょっぴり目つきの悪い子もいました。
どこかで見たことがある顔だな?
@konno_hk 計画通り( ・´ー・`) pic.twitter.com/t3DOR1GvMD
— しろすけ (@shilosuke) 2017年1月8日
ああ、これか(笑)
色は黒いけど嘴と額が白いのが特徴。
少し愛嬌のある水鳥のオオバン。
ちなみにコバンという鳥はいません。
静かな湖畔の上で白鳥たちも寛いでいます。
そばには灰色の毛並みの白鳥の子供も泳いでいました。
あどけない表情が可愛らしいですね。
今回は撮影できませんでしたが、
高松の池には「カンムリカイツブリ」や「ミコアイサ」、
「カワアイサ」なども飛来するそうです。
機会があればゆっくりと鳥の観察をしてみたいです。
「高松の池」の周辺地図
さて、すっかり鳥たちに夢中になっていたので、
時計は14時を回っていました。
まだ、昼食を取っていなかったので、
妻と蕎麦屋にでも入ろうと話していたのですが、
当日は大晦日だったこともあり、
多くの評判の店は午前中で営業を終了していました。
仕方がないので、
チェーン店の南部屋敷で天ざるそばを頂きました。
特別美味しいというほどでもないのですが、
四国ではうどんが中心で、
美味しい蕎麦を食べられるところは少ないので、
これはこれでアリかと。
夕暮れの御所湖
16時頃に予約しておいた繋(つなぎ)温泉のある御所湖に向かいます。
御所湖(ごしょこ)は盛岡市の観光地ではあるのですが、
天然の湖ではなく「北上川五大ダム」の最後に完成したダム湖です。
湖畔には繋温泉があり、
季節を問わず人気があります。
写真の手前に見えるのが「御所ダム」。
右奥に見えるのは岩手山です。
京都ではないのに
「御所」と呼ばれる理由が気になる方もいらっしゃると思います。
この名の由来は
村上源氏中院家の流れを汲む公家である北畠氏が
南北朝時代に雫石に居館を構え「滴石御所」と名をつけ、
後に現在の雫石町が「御所村」と呼ばれていたことに由来します。
「御所」とは主に天皇など、
特に位の高い貴人の邸宅またはその人を指す言葉ですので、
京都御所以外にもこの名がつく場合があるんですね。
そうこうしているうちに
西の空に陽が沈み始めました。
写真中央に見える長い橋は「御所大橋」です。
当日はあいにく雲が多かったため、
夕焼けを見ることはできませんでしたが、
それでもチェックイン前に
綺麗な景色を楽しむことができました。
その後は宿にチェックインして部屋に荷物をおいて、
妻の実家にご挨拶を済ませ、
無事に年を越しを迎えました。
「御所湖・繋温泉」の周辺地図
元日の夜は小岩井農場のライトアップを見学に行く予定です。
つづく