とさでいず

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OM-D E-M1のライブコンポジット(比較明合成)で遊ぼう

こんにちは、Hiroです

 

5月末に蛍を見に行った際、
まともな写真を1枚しか撮影できなかったこともあり、
数日後に改めて撮影に行ってみました。

 

 

今回も写真はE-M1で撮影しながら、
リアルタイムに明比較合成を行う
ライブコンポジット機能を使用しています。

 

 

 

 

比較明合成とは

 2枚以上の写真を比較し、
1枚目の写真に対して、
2枚目の明るい部分だけを追加合成していく
写真表現の手法です。

通常の長時間露光では
露出オーバーの写真になっていまうことが多いのですが、
比較明合成であれば適正露出の写真を撮影し、
それを複数枚重ねて光の部分だけを追記していくので、
露出オーバーになることなく
光跡を捕らえることができます。

具体的にはこんな写真が撮れます。

 

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OLYMPUS OM-D E-M1 
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-400mm F2.8 PRO
14mm F2.8 / 30s / iso1600

 

設定は上記のようになっていますが、
同様の設定で撮った写真を30枚ほど重ねることで、
900秒分の星の動きを捉えています。

 

ライブコンポジットとは

通常のデジタルカメラ画像で比較明合成を行う場合、
インターバル撮影で複数枚の画像を撮影。
後でPCに取り込みアプリケーションをつかって
別途合成することになります。

しかし、初代OM-DのE-M5を除く機種
(E-M10、E-M1、E-M10 Mark II、E-M5 Mark II)、

一部のPENシリーズ(PEN Lite E-PL7、PEN F)では
カメラのみの機能で比較明合成を行う機能、
ライブコンポジットが追加されています。

 

設定方法は少し分かりにくいのですが、
一度覚えれば非常に楽しい撮影ができますよ。

 

f:id:hiro-ride:20160606003619j:plain

やりかたは撮影モードをマニュアルに設定。

シャッタースピードダイヤルで、
設定を長時間側に回していくと上記のように、

60秒→バルブ
→ライブバルブ(ライブタイム)→ライブコンポジット と

切り替わります。

この状態でシャッターを切ると、
リアルタイムに結果を確認しながら、
比較明合成の撮影を楽しむことができます。

 

バルブ撮影による長時間露光と同じで、
三脚とリモコンレリーズはあったほうが良いですが、
それ以外には特別用意する道具はありません。

 

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インターバルの露出設定ですが、
露出ダイヤルを回すとライブコンポジットから
別の撮影モードに変わってしまうので、
一度「MENU」ボタンを押して
設定を変更する必要があります。

E-M1のライブコンポジットは
ファームウェアのアップデートにより発売後に追加された機能で、
マニュアルに記載されていないことから、
慣れるまではどうやって設定するのわからず、
私も少し混乱しました。

 

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 ライブコンポジットの状態で「MENU」を押すと、
このような画面が表示されますので、
ここで露出量を設定ます。

 

f:id:hiro-ride:20160606003619j:plain

一度、シャッターボタンを押すと、
ノイズリダクション用のダークファイルを撮影します。

 

f:id:hiro-ride:20160606003652j:plain

あとは普通に撮影するだけです。

 

 

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12枚撮影された時点の画像です。

 

 

f:id:hiro-ride:20160606003950j:plain

 26枚ではこんな感じで反映されます。

ヒストグラムも表示されているので、
露出量のチェックも行うことができます。

 

好みの結果が反映された時点で
再度レリーズ(シャッターボタン)を押すと、
その時点での画像が記録されます。

 

 

ライブコンポジットのデメリット

手軽に比較明合成を行うことができる
非常に優れたライブコンポジット機能。

撮影された画像はRAWでも保存することができ、
撮影された複数枚の写真を各個に現像する必要もないので
とても便利です。

しかし、万能でない部分もあります。

 

それはコンポジット(合成する)写真を選べないことです。

 

ホタルや星空の写真を撮影していると、
通りすがりの車や他のギャラリーが
懐中電灯やヘッドライトの光跡を残していったりすることがあります。

通常のインターバル撮影による比較明合成であれば、
余計な光の写った画像は合成(コンポジット)するリストから除外し、
必要な部分だけを使用した綺麗な画像を作ることができます。

また、花火やホタルの撮影でも
一部うるさくなり過ぎた光をカットしたりすることもできます。

しかし、ライブコンポジットでは
懐中電灯やヘッドライトの光跡はその時点で撮影を止めて、
写り込みをカットすることはできても、
リアルタイムに合成されていくので、
途中の不要なカットだけを削除するということができません。

これがライブコンポジットの最大の弱点ではないでしょうか?


 

 

 

 

 

実際に撮影してみた

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OLYMPUS OM-D E-M1 
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
40mm F2.8 / 30s / iso1600

前回の撮影は1度しか撮影できず、
この写真のみです。

 

tosa-days.hatenablog.com

 

 

 

前回の反省点を踏まえ、
時間帯を21時頃ではなく、
日没後の時間帯に変更しています。

これが幸いして、
前回よりも多くの蛍を見ることができました。

 

今回も嫁さんは同乗しておりましたが、
それなりに楽しんでくれたようです。

作品としては代わり映えのしない写真ですが、
蛍の舞いを楽しめましたよ。

 

f:id:hiro-ride:20160619011831j:plain

OLYMPUS OM-D E-M1 
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
82mm F2.8 / 15s / iso1600

 

f:id:hiro-ride:20160619012221j:plain

OLYMPUS OM-D E-M1 
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
60mm F2.8 / 10s / iso1600

 

この日も月齢は満月に近い状態で、
背景は少し明るめです。

 

 

f:id:hiro-ride:20160619012028j:plain

OLYMPUS OM-D E-M1 
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
60mm F2.8 / 10s / iso1600

 

f:id:hiro-ride:20160619012117j:plain

OLYMPUS OM-D E-M1 
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
40mm F2.8 / 15s / iso1600

 

 水面に映りこんでいる光は月灯りです。

 

 こちらの記事でも活躍しました

 

www.tosa-days.net

 

 

いかがでしたでしょうか?

このライブコンポジット機能ですが、
工夫次第で色々と楽しい写真が撮れそうなので、
今後も色々と研究していきたいと思っています。

 

それでは。

 

 

ライブコンポジット機能がついたカメラ:

 

 

 OLYMPAS OM-D シリーズ

 

 OLYMPAS PEN シリーズ