とさでいず

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デミオ(DJ)ディーゼルのDPF再生と燃費

こんにちは、Hiroです

最近はデミオで検索して読んでくれている方も多いようです。だんだんクルマブログになってきましたね。

まあ、もともと乗り物が好きなので、
楽しいクルマに乗り換えれば、
こうなることは想像できたのですが(笑)

 

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さて、先日のオンツツジ撮影で大月町に行った際、
往路の走行中にデミオがDPF再生状態になりました。
せっかくなので少し記録しておきます。

DPF再生と言っても、
クルマ、特に最近のディーゼルエンジンに興味のない方には
聞きなれない言葉ですので 、

DPFってなに?

という方が多いような気がします。

 

 

 

 

 

DPF再生とは


簡単に説明すると、
デミオや多くのクリーンディーゼルエンジン搭載車には、
近年の排ガス規制に対応させるため、
排気側にディーゼルパティキュレートフィルター (DPF) というものがついています。
そこを排気ガスが通ることによって、
排気に含まれるPM (Particulate Matter: 粒子状物質) を除去して、
クリーンな状態を保っているというわけです。

 

さらに詳しく知りたい方はこちらもどうぞ

ディーゼル微粒子捕集フィルター - Wikipedia

 

 

常時フィルターがPMを除去しているということは、
距離を走るにつれて、
だんだんとフィルターは汚れていきます。

最終的に目詰まりしてしまうと、
フィルターとしての機能を発揮できなくなります。

そこで、ある程度の汚れがついたら、
強制的に燃料を吹いたり、
ヒーターを点火してフィルターを高温状態に保ち、
付着したスス(PM)を焼き払ってフィルターを綺麗にしてあげよう。
というのがDPF再生という仕組みです。

 

実際にデミオがDPF再生を行う場合、
フィルターを高温状態にして保つため、
燃料を噴射し、通常走行よりも多くの燃料を消費することになります。

 

マツダのディーゼルエンジン車両も、
アテンザなど車種によっては
DPF再生状態を表示するモデルもあるようです。
しかし、デミオXDシリーズの場合、
通常のDPF再生時にはモニターやインパネに再生状態を表すものはありません。
※短距離走行が多く、通常走行状態ではDPF再生が行えなかった場合、
再生を促す表示と異常を示す表示はあります。

 

(追記)
後日、DPF再生中にマツコネ燃費モニターAPPの
車体状態ウインドウを開くと、
特定の条件下であれば、
DPF再生を表すサインが存在することがわかりました。

 

 

www.tosa-days.net

 

 

なお、DPF再生は何キロごとに必ず起こるというものではなく、
車両の運行状態によってPMの発生量に差が出ますので、
それによってDPF再生の発生スパンにも差が出ます。

それでは、再生状態に入ったかわからないと思われるかもしれませんが、
下記のような方法で見分けることができます。

 

DPF再生状態の見分け方

1、燃費の悪化(モニターを確認する)

2、i-stop(アイドリングストップ)のキャンセル

3、アクセルレスポンスの変化

4、インジェクターとファン?作動音

 

 

上記の条件が多く当てはまるときには、
DPF再生が行われていると考えられます。

 

 

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燃費の悪化

 

実際にDPF再生が行われたと思われる部分の燃費モニターです。

10分前から5分前くらいに燃費が悪化しているのがわかります。

インパネの瞬間燃費計も加速時でもないのに、
12〜20km/Lくらいの表示になりました。

まあ、それでも前車のバモス4WDよりはいいのですけど(笑)。

 

走行ルートは四万十市のコンビニで飲み物を補給し、
エンジンを始動。
宿毛市側に向かって自動車専用道を走り、
一般道に降りた後に宿毛市の市街地を抜け、
国道321号を大月町へ向かう途中です。

再生が発生したのは宿毛の市街地を抜ける手前付近から、
大月町へ入るまでの10〜15分の場所でした。

 

i-stop(アイドリングストップ)のキャンセル

再生を促すためにエンジンを止めることができず、
エンジンは温まっている状態であるのに
i-stopのインジゲーターが消えて、
信号で停止してもアイドリングストップは働きません。

 

アクセルレスポンスの変化

アクセルオンでのレスポンスに微弱な変化がでていました。

具体的にはアクセルのツキが少し悪くなったような感じ。
とはいえ、細かいことは気にしない方は気がつかないかもしれないレベルです。

私はMTであることと、
足の指先に力を込めるくらいの微弱なアクセルワークを好んで行うので、
「ん? 反応が違う」と思って気がつきました。

おそらくATモデルで、
アクセルをスイッチのようにオンオフしていると気がつかないと思います。

 

インジェクターとファン?作動音

最初は風切り音かと思いましたが、
何かの作動音のようで、
普段は聞きなれない作動音が聞こえました。

ただ、オーディオの音量が大きいと気がつかないかもしれません。

 

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15分ほど走行すると、i-stopの表示も点灯し、
瞬間燃費も回復し通常状態に戻りました。

わかりやすいのは「1、燃費の悪化(モニターを確認する)」と
「2、i-stop(アイドリングストップ)のキャンセル」の組み合わせですね

 


 

 

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道の駅「ふれあいパーク・大月」到着時の表示です。

平均燃費は22.9km/L。
前の給油からの平均燃費が27.2km/Lなので、
数十キロの巡航が中心の燃費にしては悪化しています。

とはいえカタログ燃費が6MTで30km/L。
実燃費が27.2km/Lなら、
燃費が悪いと思うような数字ではない気がします。

今後もどういった遷移がみられるのか、気がついたら記録しておこうと思います。 

 

 

 

 

 

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OLYMPUS OM-D E-M5  +M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
12mm F8 1/250 iso200

せっかくなので、大月町の海辺で記念撮影しておきました。

なかなか良いですね。

 

 

追記:

9月までの半年間で発生したDPF再生の発生スパンについてまとめました。

興味のある方はこちらもどうぞ

 

 

www.tosa-days.net

乗り換えやデミオの購入を考えている方は
こちらもおすすめです。

 

www.tosa-days.net

 

それでは。